タイトル等
鉅鹿(きょろく)発見百年
磁州窯(じしゅうよう)と宋のやきもの
白黒つけるぜ!
会場
静嘉堂文庫美術館
会期
2020-01-18~2020-03-15
休催日
毎週月曜日(ただし2月24日は開館)、2月25日(火)
開催時間
午前10時~午後4時30分
(入館は午後4時まで)
観覧料
一般1,000円、大高生および障害者手帳をお持ちの方(同伴者1名含む)700円、中学生以下無料
*20名以上の団体は200円割引
概要
中国宋代(960~1279)の陶磁器は「宋磁(そうじ)」と称され、中国の工芸文化のひとつのピークを示すものとして世界的に評価されています。2020年は、近代における宋磁蒐集の契機となった北宋の町「鉅鹿(きょろく)」遺跡と磁州窯(じしゅうよう)の陶器の再発見からおよそ100年にあたります。磁州窯は河北省南部に位置し、五代(10世紀)以降現代まで日用の器物を大量に生産した民窯です。白化粧(しろげしょう)や黒釉の技法を基本に、独特の「掻落(かきおと)し」と呼ばれる彫刻的な文様表現、鉄絵(てつえ)や紅緑彩(こうりょくさい)(赤絵)、三彩や翡翠(ひすい)釉などを用いた多種多彩で装飾性豊かな陶器を生み出しました。また同様の製品を焼造する生産地は河南・山西・山東・安徽・陝西といった華北地域一帯に広がり、またその技術は国境を越えて契丹(きったん)族の遼(916~1125)やタングート族の西夏(1038~1227)にまで伝わっていきました。
本展ではまとまって公開されることの少なかった館蔵の磁州窯とその周辺の陶磁器(磁州窯系陶器)を紹介します。あわせて国宝「曜変天目(稲葉天目)」をはじめとする宋磁の名品を展示いたします。
イベント情報
①講演会
2月22日(土)守屋雅史氏(神戸松蔭女子学院大学教授)「磁州窯と磁州窯系諸窯、そしてその影響の軌跡」

②河野元昭館長のおしゃべりトーク
2月1日(土)「めでたい絵 饒舌館長口演す ―磁州窯発 江戸絵画行き―」
※①②ともに、午後1時30分開演 地階講堂にて 定員120名
※当日開館時より整理券配布(1名様につき1枚限定)、整理券の番号順にお入りいただきます。

③陶芸ワークショップ
2月16日(日)「掻落しで陶器に絵を描く」地階講堂にて
A:午前10時30分~午後0時30分 B:午後1時30分~午後3時30分
内容:磁州窯を代表する装飾技法「白地黒掻落し」で皿に文様を描きます。
講師:小山耕一氏(東京竜泉窯) 参加費:2,500円(入館料別) A・Bいずれも定員20名

④静嘉堂コンサート「100万人のクラシックライブ」
3月7日(土)午後2時開演(予定)地階講堂にて 定員100名 参加費:1,000円(入館料別)
※③④ともに事前申し込み制となります。詳細はHPでご確認ください。

⑤列品解説
午前11時から:1月25日(土)、2月29日(土)/午後2時から:2月13日(木)、3月12日(木)
ホームページ
http://www.seikado.or.jp/exhibition/next.html
展覧会問合せ先
(ハローダイヤル)03-5777-8600
会場住所
〒157-0076
東京都世田谷区岡本2-23-1
交通案内
・東急大井町線/田園都市線(地下鉄半蔵門線直通)「二子玉川」駅下車、駅前④番バス乗場より東急コーチバス「玉31・32系統」で「静嘉堂文庫」下車、徒歩5分。または二子玉川駅のタクシーで約10分。
・小田急線「成城学園前」駅下車、南口バス乗場から二子玉川駅行きバスで「吉沢」下車、徒歩10分。
・駐車場が美術館前に約20台分あります。美術館入館のお客様は無料でご利用いだだけます。
ホームページ
http://www.seikado.or.jp/
東京都世田谷区岡本2-23-1
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