1999年に開館した岡本太郎美術館は今年で20年の節目を迎えます。この度、常設展示室は約半年の休室を経て、「開運」をテーマとした展示を開催します。 岡本太郎は油彩や彫刻に留まらず、版画やインテリア、グラフィック、写真、著述など幅広い制作を行っていました。一方で、逆境や危険にあえて立ち向かう岡本の芸術は一貫して力強いエネルギーを持っています。本展では開館20周年を記念し、岡本の様々なジャンルの作品を集結させます。また、ご来館いただいた皆さまの運が開けることを願い、岡本の重要なモチーフである「太陽」をはじめとした縁起のよい色・形・主題を、高天麗舟氏の特別監修による風水調整を取り入れた展示構成にて紹介します。 岡本の創作のエネルギーを感じることで、皆さまに力強い“福”が訪れるよう、願っております。