致道博物館では昭和25年開館以来、庄内地方の歴史・考古・民族・美術・工芸品など、多岐にわたる数多くの資料や作品を収蔵して参りました。当館の活動にご理解下さった方々からのご寄贈によるものも多くあります。いずれも当地の歴史や文化を知る手がかりとなる資料であり、常設展示の核となっているほか、テーマを設けた企画展の開催など、折に触れて紹介しています。
本展では、5年前から今年にかけてご寄贈いただいた美術資料の中から、庄内地方ゆかりで近代から現代にかけて活躍した画家・書家の作品を中心に出品致します。
日本画の太田義一。根上富治、荒井篁一郎、真嶋北光、洋画の石井弥一郎、書家の黒崎研堂、吉田苞竹、松平穆堂などの作品を通じて、その時代を表現する特徴を感じていただければ幸いです。