タイトル等
ジャック・カロの版画
会場
国立西洋美術館
会期
2003-09-13~2003-12-14
休催日
月曜日(祝日・振替休日の場合は開館、翌火曜日休館)
開催時間
9:00~17:00
※金曜日は20:00まで(入館は閉館30分前まで)
観覧料
一般 420円(210円)
大学生 130円(70円)
高校生 70円(40円)
小・中学生 無料
※( )内は20名以上の団体料金
概要
ロレーヌ公国(現在のフランス東北部)首都ナンシーに』生まれ、活動の前半期をイタリアで過ごしたジャック・カロ(1592-1635)は、フィレンツェでは、メディチ家のナンシーではロレーヌ公の庇護のもと、貴族や教会から数多くの注文を受け制作を続けた銅版画家です。華やかに繰り広げられる宮廷主催の催し物や権力者の偉業を伝える連作版画、威厳を湛えた肖像版画が宮廷の権威を示すために制作、出版され、これらを通じてカロの豊かな表現力は広く認められることとなります。一方、フランスとドイツに挟まれた政治的に不安定な地域に生まれたカロは、同時代の社会の動きにも敏感でした。三十年戦争やペストの流行がヨーロッパ全体に暗い影を落としたこの時代、カロは人々を襲う貧困や戦乱にも画家としての冷静な目を向けています。また、エショップと呼ばれるニードルを多用し、銅板の腐食を段階に分けて複数回行うなど、独特の技法から生まれたいきいきとした線描や広がりのある空間表現は、カロ版画の魅力となっているといえるでしょう。
今回は、イタリア的な祝祭感覚にあふれたフィレンツェ時代の作品と、ロレーヌの宮廷の様子を伝えるナンシー時代の作品を分けてとりあげるほか、代表作である≪戦争の惨禍(大)≫≪聖アントニウスの誘惑(第2作)≫≪狩り≫などを展示します。17世紀ヨーロッパの人々の悲喜劇をもりこんだカロの世界をお楽しみにください。
ホームページ
http://www.nmwa.go.jp/
展覧会問合せ先
ハローダイヤル (03)5777-8600
会場住所
〒110-0007
東京都台東区上野公園7-7
交通案内
JR上野駅下車(公園口) 徒歩1分
京成電鉄京成上野駅下車 徒歩7分
東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅下車 徒歩8分
*駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮ください。
ホームページ
https://www.nmwa.go.jp/
東京都台東区上野公園7-7
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索