無形文化財とは、建築や美術品などの有形文化財に対し、音楽や演劇そして工芸の技術などの形のないものを対象とします。ひとことで言うと「わざ」。その「わざ」を持つ人が無形文化財保持者に認定されます。
備前市では、平成25(2013)年に市指定文化財「備前焼の製作技術」を設け、市内在住の9名を保持者に認定しています。平成31(2019)年3月には、岡山県教育委員会が岡山県指定重要無形文化財に3名を追加認定しました。したがって現在、岡山県内には人間国宝(国重要無形文化財保持者)をはじめ17名の【備前焼無形文化財保持者】がいます。
本展では、長い歴史を持つ備前焼において積み重ねられた様々な技を有する作家たちの作品約60点をご紹介します。