イサム・ノグチがデザインした照明器具「あかり」は、現在でも多くの人たちに親しまれています。ノグチが「あかり」のデザインに取り組むことになったのは、戦後1951年、岐阜市を訪れたことがきっかけでした。岐阜の伝統的な堤灯産業と彫刻家イサム・ノグチが出会ったことにより、竹と和紙を使った照明「あかり」のデザインに取組み、150種類以上もの「あかり」をデザインしました。この展覧会では、イサム・ノグチが作った光の彫刻「あかり」を紹介するとともに、下図や写真など関連資料により、「あかり」がどのようにして作り出されていったのか、その制作の課程を紹介します。