日本ガラス工芸協会は、ガラスと人々との結びつきを深め、文化の発展向上に寄与することを目的に、ガラスによる創作にかかわる人々によって創設された日本で初めての団体です。1972年の協会創設以来3年毎に開催される「日本のガラス展」は、同協会事業の柱となる展覧会であり、毎回会員による個性豊かな新作が出品されます。その質の高い内容は、国内及び海外においても高く評価されています。
14回目の開催となる本展では、会員79名と公募入選者32名を合わせた計111名の最新作を前後期に分けて展示するとともに、当館所蔵のエミール・ガレ、藤田喬平などのガラス作品を合わせてご紹介いたします。
作家による自由な発想で、技法においても表現においても多様な展開をみせる現代ガラスの魅力に触れ、ガラス素材による表現の可能性を感じていただく機会となれば幸いです。