親から子へ、世代をこえて愛されつづけているノンタンは、1976年、絵本作家・キヨノサチコさんによる絵本『ノンタンぶらんこのせて』(偕成社)で誕生しました。
いたずら好きでわんぱくで元気いっぱいの猫のおとこのこノンタンは、当時の絵本ではめずらしいタイプの主人公でした。当初、大人たちから、いい子じゃないノンタンに批判も寄せられましたが、子どもたちにとって友だちのようなノンタンは、たちまち大人気となりました。その後、芸術的な美しさや道徳にとらわれることなく、とにかく子どもたちが楽しめる絵本を描きたいというキヨノサチコさんの情熱により、40作近くの絵本等が刊行され、大人気シリーズとなりました。
この展覧会では、「ノンタン」シリーズの絵本原画約80点をご紹介します。
親子で、またおじいちゃんやおばあちゃんと一緒に楽しいひとときが過ごせますように。