タイトル等
鹿児島市制130周年記念 没後25年
曽宮一念展
溶岩と噴煙を愛した色彩の画家
会場
鹿児島市立美術館
会期
2019-10-03~2019-11-10
休催日
10/7(月)、10/15(火)、10/21(月)、10/28(月)
開催時間
9:30~18:00
(入館は17:30まで)
観覧料
一般1,000円(700円)、高大生800円(500円)、小中生600円(300円)
※( )内は前売料金及び20名以上の団体料金。年間パスポートまたは障害者手帳提示者は同料金で観覧できます。
※本展観覧券で所蔵品展も観覧できます。
[前売券取扱所] ファミリーマート(e+<イーブラス>http://eplus.jp)、ローソン(ローソンチケット(Lコード81473))、セブンイレブン・サンクス(チケットぴあ<Pコード769-895>)、鹿児島市内プレイガイド(山形屋・生協コープかごしま各店舗・鹿児島市民文化ホール・各画材店)
主催者
鹿児島市立美術館、南日本新聞社、MBC南日本放送
協賛・協力等
[特別協力]常葉美術館
[助成]一般財団法人自治総合センター
概要
曽宮一念は各地を旅して日本の自然美を描いた洋画家です。大胆かつ緻密に練り上げられた構図の中に、夕日や雲がもたらす自然の情趣を巧みに取り入れ、鮮やかな色彩と奔放な筆遣いによる躍動的な風景画を描きました。緑内障のため1971年に失明し惜しまれながら絵筆を置いた後は、1994年に101歳で他界するまで短歌や随筆など文筆活動に専念したことでも知られています。
1893年に東京日本橋に生まれた曽宮は、少年期から水彩画に親しみ、1911年に東京美術学校西洋画科に入学。在学中は藤島武二から薫陶を受け、画家の登竜門とされた光風会展、文展に入選。青年期に同時代の気鋭の洋画家・中村彝(つね)や佐伯祐三と親交を結びました。卒業後は、1925年に第12回二科展で樗牛賞を受賞し、二科会、独立美術協会、国画会を中心に活動しました。
戦後、静岡を拠点にモチーフとなる風景を全国に求めた曽宮は、1949年に初めて鹿児島を訪れた際、桜島の溶岩や噴煙の自由な形に魅せられ、以後十数年にわたり毎年のように鹿児島へスケッチ旅行に訪れました。「桜島渡航百回」を自称するほど熱心であった取材の成果は多数の桜島作品へと結実し、文筆業においても1958年に随筆『海辺の熔岩』で日本エッセイストクラブ賞を受賞しました。表情豊かな桜島は、曽宮の後半生における重要なモチーフの一つであったと言えます。
本展では、曽宮と鹿児島との関わりを中心に初期から晩年までの業績を、油彩、水彩・素描、書、陶板など100点を超える作品・資料を通じてご紹介します。風景と向き合った画家の真摯なまなざしと色あせぬ色彩、失明後も精力的な活動を続けた人間的魅力をご堪能ください。
イベント情報
記念講演会
「曽宮一念の画魂」
10月6日(日) 14:00~15:30 ◎会場:地下講堂
講師:金原(きんばら) 宏行 氏(横井照子ひなげし美術館顧問)
※応募不要、無料

記念ワークショップ
「藝大生と描く桜島の風景」
10月12日(土) 10:00~16:00
講師:杉戸 洋 氏(東京藝術大学准教授)
◎場所:桜島 ◎対象:中学・高校生
※要応募・有料、定員20名

学芸講座
「曽宮一念と桜島~日記とスケッチブックの調査から」
11月3日(日) 14:00~15:30 ◎会場:地下会議室
講師:田村 桂子(当館学芸員)
※要応募、無料、定員24名

ギャラリートーク(当館学芸員による作品解説)
10月5日(土)・19日(土)・11月2日(土)
各日14:00~15:00
※応募不要・要展覧会チケット

スペシャルギャラリートーク(外部講師による作品解説)
「曽宮一念、色彩と造形の魅力~アトリエ訪問の記憶とともに」
10月20日(日) 14:00~15:00 ◎会場:展示室内
講師:祝迫 正豊 氏(当館初代学芸員、二科会会員)
※応募不要・要展覧会チケット

※各イベントの詳細や応募方法はHPまたは美術館へお問い合わせください。
ホームページ
https://www.city.kagoshima.lg.jp/artmuseum/exhibition-somiya.html
会場住所
〒892-0853
鹿児島県鹿児島市城山町4-36
交通案内
公共交通機関で来館の場合
■ カゴシマシティビューバス「西郷銅像前」下車、徒歩1分。
■ 市電「朝日通」、バス「金生町」下車、徒歩5分。
■ 鹿児島本線 鹿児島中央駅より、車で10分。
ホームページ
https://www.city.kagoshima.lg.jp/artmuseum/
鹿児島県鹿児島市城山町4-36
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