平松礼二は1941年、東京都に生れました。中学生の時、画家になりたいという気持ちを強く持ち、高校在学中には青龍社展に入選、奨励賞を受賞し注目を浴びます。青龍社が解散した後は、無所属として作品を発表しました。そしてセントラル日本画大賞展優秀賞受賞。MOA美術館岡田茂吉賞優秀賞受賞。山種美術館賞展大賞受賞など国内の名だたる美術館が開催する展覧会において数々の賞を受賞しました。
1994年、平松はオランジュリー美術館でモネの描いた「睡蓮」に衝撃を受け、独自の視点で「睡蓮」を描き始めます。「睡蓮」の作品はフランスでも高い評価を受け、パリのジヴェルニー印象派美術館にも収蔵されています。
本展では箱根芦ノ湖・成川美術館が所蔵する平松礼二作品、71点を展示し、画業を展観します。