タイトル等
横浜美術館30周年
生誕150年・没後80年記念 原三渓の美術 伝説の大コレクション
会場
横浜美術館
会期
2019-07-13~2019-09-01
休催日
木曜日
開催時間
10時~18時
毎週金曜・土曜は20時まで
*入館は閉館の30分前まで
観覧料
早割ペア券 2,200円 *2枚1セット
*販売期間:2019年4月8日(月)~5月12日(日)
一般 1,600円(前売1,400円 / 団体1,500円)
大学・高校生 1,200円(前売1,000円 / 団体1,100円)
中学生 600円(前売400円 / 団体500円)
小学生以下 無料
65歳以上 1,500円(要証明書、美術館券売所でのみ対応)
*( )内は前売/有料20名以上の団体料金(要事前予約、美術館券売所でのみ販売)
*前売券販売期間:2019年5月13日(月)~7月12日(金)
*毎週土曜日は高校生以下無料(要生徒手帳、学生証)
*障がい者手帳をお持ちの方と介護の方(1名)は無料
*観覧当日に限り企画展の観覧券で「横浜美術館コレクション展」も観覧可
*その他の割引料金については別途お問合せください。

■チケット取扱い
横浜美術館(前売りはミュージアムショップ)
展覧会公式サイト
チケットぴあ、ローソンチケット、セブンチケット、イープラスほか主要プレイガイド
主催者
横浜美術館(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)、日本経済新聞社
協賛・協力等
特別協力 公益財団法人三溪園保勝会、大和文華館、原三溪市民研究会
協力 みなとみらい線、横浜ケーブルビジョン、FMヨコハマ、首都高速道路株式会社
概要
原三溪(はら・さんけい)は、横浜において生糸貿易や製糸業などで財をなした実業家です。明治初年に生まれ、昭和戦前期にいたる近代日本の揺籃期に経済界を牽引しました。

一方で三溪は、独自の歴史観にもとづき古美術品を精力的に収集したコレクターであり、融通無碍(ゆうずうむげ)な茶の境地を拓いた数寄者(すきしゃ)、古建築を移築して三溪園を作庭し無料公開して自らも書画・漢詩をよくしたアーティスト、そして、同時代の有望な美術家を積極的に支援し育んだパトロンでもありました。三溪のこうした文化的な営みは、財界人としての活動や人的交流、社会貢献活動家(フィランソロピスト)としての無私の精神に基づきつつ、近代日本における美術界・美術市場の確立の過程と軌を一にしながら展開したと言えるでしょう。

本展は、原三溪の四つの側面、すなわち「コレクター」「茶人」「アーティスト」「パトロン」としての業績に焦点を当てます。それらの相互関連を時代背景も視野に入れて探りながら、今日、国宝や重要文化財に指定される名品25件以上を含む三溪旧蔵の美術品や茶道具約150件と、貴重な関連資料を展観することによって、原三溪の文化人としての全体像を描きだします。三溪自身も一堂に観ることが適わなかった旧蔵の名品を、過去最大規模で展観するまたとない機会となります。

*一部、展示期間が限定される作品がございます。
イベント情報
レクチャーと鼎談「三溪の古美術収集と美術家支援 ―三溪資料研究の現在(いま)」(原三溪展)
日程 2019年7月20日(土)
時間 14時~16時(13時30分開場)
講師 清水緑(渋谷区立松壽美術館学芸員、元三溪園学芸員)
三上美和(京都造形芸術大学准教授、『原三溪と日本近代美術』著者)
聞き手 内山淳子(横浜美術館主任学芸員)
会場 横浜美術館円形フォーラム
定員 100名(事前申込不要、先着順、当日12時より総合案内にて整理券配布)
参加費 無料

講演会「三溪の茶と美」(原三溪展)
日程 2019年7月21日(日)
時間 14時~15時30分(13時30分開場)
講師 千宗屋(武者小路千家家元後嗣、美術史家)
会場 横浜美術館レクチャーホール
定員 220名(事前申込、先着順)
参加費 無料
申込方法 2019年6月21日(金)より申込開始。

原三溪市民研究会連携事業 シンポジウム「原三溪の漢詩の世界」(原三溪展)
日程 2019年8月10日(土)
時間 14時~16時(13時30分開場)
講師 [基調講演]鄧 捷(関東学院大学教授)
[フリートーク]原三溪市民研究会・漢詩部会
会場 横浜美術館レクチャーホール
定員 220名(事前申込不要、先着順、当日12時より総合案内にて整理券配布)
参加費 無料
主催 原三溪市民研究会、横浜美術館

学芸員によるギャラリートーク(原三溪展)
日程 2019年7月26日(金)、8月12日(月・休)、8月16日(金)、8月17日(土)
時間 2019年7月26日(金)、8月16日(金):18時30分~19時
2019年8月12日(月・休)、8月17日(土):14時~14時30分
会場 企画展展示室
参加費 無料(事前申込不要、当日有効の本展観覧券が必要)

抹茶茶碗創作 志野と黒織部にせまる
■瀬戸 毅己(陶芸家)
原三溪は、多くの美術品をコレクションする一方、茶人でもあり、抹茶茶碗をはじめとした、茶道具の名品を数多く所蔵していました。三溪園では、現在も多くの茶会が開催されています。今回は、展覧会の作品鑑賞で原三溪の愛した茶碗を知ると同時に、アトリエで、2種類の抹茶茶碗作りの体験をとおして、その素材や技法など、相違や魅力にせまり、考察します。初めての方もご参加ください。
日程 [30] 2019年8月3日(土)、4日(日)、18日(日)、9月1日(日)【全4回】
時間 初回 13時30分~16時30分、2~4回目 14時~16時
定員 15名
参加費 15,000円 ※材料費・焼成費含む
申込方法 (1)申込みフォーム
(2)往復はがき
申込締切 2019年7月16日(火)

日本画の材料と技法にふれる
■藤井 聡子(日本画家)
原三溪は、今日では国宝や重要文化財に指定される美術品を蒐集し、またパトロンとして日本美術院の若き画家達を支援しました。この講座では、鑑賞と創作体験を通して、三溪旧蔵品にみる日本画の魅力をご紹介します。体験では、講師が用意する下図をもとに、実際に日本画の絵具や筆を使って小さな作品を描いてみましょう。知っているようで知らない日本の伝統絵画の奥深い表現や技法に触れながら、三溪の美意識に迫ります。
日程 [31] 2019年8月24日(土)【全1回】
時間 10時30分~15時30分(昼休含む)
定員 16名
参加費 3,800円 ※材料費含む
申込方法 (1)申込みフォーム
(2)往復はがき
申込締切 2019年7月29日(月)

原三溪で横浜街歩き ゆかりの地と美術を訪ねて
横浜美術館では「原三溪の美術 伝説の大コレクション」展を開催します。このプレイベントとして、原三溪ゆかりの横浜の地と美術作品をご紹介する街歩きをおこないます。馬車道から日本大通り、山下公園への横浜らしい風景を楽しみながら、原三溪の生涯と、三溪が愛した美術作品について理解を深めましょう。原三溪市民研究会と横浜美術館ボランティア(教育プロジェクト)のメンバーが皆様をご案内します。
日程 2019年6月21日(金)
2019年6月23日(日)
※両日とも同内容。いずれかを選んでお申込みください。
※荒天中止(中止の場合は、参加が決定した方に個別にご連絡します)
時間 いずれも10時30分~12時10分
コース みなとみらい線馬車道駅~日本大通り~山下公園
※約2kmほどの街歩きです。歩きやすい靴でご参加ください。
案内 原三溪市民研究会、横浜美術館ボランティア(当館職員同行)
定員 各回10名(要事前申込み、応募多数の場合は抽選)
参加費 無料(当館負担によりイベント保険に加入)
申込方法 申込フォームよりお申込みください。
受付期間 2019年5月25日(土) 10時から
2019年6月3日(月)

特別資料展示:『三溪画集』『余技』『三溪集』 ―――原三溪自らの編著作物(原三溪展)
開館30周年の本年に、原三溪の生誕150年、没後80年の節目に合わせるように「原三溪の美術 伝説の大コレクション」展の開催が実現しました。横浜の生糸の豪商であった三溪は、美術品の収集家、茶人、美術家のパトロンであったばかりか、自ら絵画や漢詩を制作した優れた美術家でした。
そこで今回の特集展示では、三溪自らが編んだり、著したりした刊行物である3件を紹介します。
『三溪画集』は、三溪自身が制作した絵を集めた全6巻に及ぶ画集で、『余技』は、亡くなる前年の昭和13年に、自ら収集したコレクションから三溪自身が選定した41図を掲載した作品集です。また『三溪集』は、三溪の漢詩と和歌を集めて編まれており、三溪の没後に娘の西郷春子の願いから、三溪の詩稿を交流のあった円覚寺の朝比奈宗源が整理し、十三回忌に寄せて刊行されました。
ぜひ、展覧会と合わせてご覧ください。(※展覧会には、別途観覧料が必要です。)
会期 2019年7月12日(金)~9月18日(水)(予定)
開催時間 10時~18時
会場 横浜美術館 美術情報センター
休室日 木曜日
入場料 無料

原三溪市民研究会との連携事業 展示「もっと知ろう!原三溪 ―原三溪市民研究会10年の足跡―」
実業家、文化人としての両面から、三溪の全体像に迫るパネル展示です。
会期 2019年8月3日(土)~9月1日(日)
開催時間 11時~16時
休館日 木曜日
会場 横浜美術館アートギャラリー1
観覧料 無料
主催 原三溪市民研究会、横浜美術館
ホームページ
https://harasankei2019.exhn.jp/
会場住所
〒220-0012
神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
交通案内
1. 電車
みなとみらい線 (東急東横線直通) 「みなとみらい」駅 <3番出口>から、マークイズみなとみらい<グランドガレリア>経由 徒歩3分、または<マークイズ連絡口>(10時~)から徒歩5分。
JR (京浜東北・根岸線)・横浜市営地下鉄「桜木町」駅から<動く歩道>を利用、徒歩10分。

2. バス
桜木町駅から、市営バス156・292系統で「横浜美術館」下車。

3. 車
桜木町駅前から日本丸方面へ入る。または桜木町駅前から紅葉坂交差点を右折してMM21地区へ入り、美術館へ。
横浜駅からは高島町MM21地区入口を通って美術館へ。
いずれも3~5分 (首都高「みなとみらい出入口」も利用できます)。

4. 自転車・自動二輪車
横浜美術館には自転車・バイクの駐輪場がございません。周辺の有料駐輪場をご利用ください。
ホームページ
https://www.yaf.or.jp/yma/
神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索