タイトル等
ある編集者のユートピア
小野二郎:ウィリアム・モリス、晶文社、高山建築学校
会場
世田谷美術館
会期
2019-04-27~2019-06-23
休催日
毎週月曜日 *ただし4月29日(月・祝)から5月6日(月・振替休日)までは休まず開館。翌5月7日(火)は休館
開催時間
午前10時~午後6時
(入場は午後5時30分まで)
観覧料
一般 1,000(800)円、65歳以上 800(600)円、大高生 800(600)円、中小生 500(300)円
*( )内は20名以上の団体料金。
*障害者の方は500円(介助の方1名までは無料)、大高中小生の障害者の方は無料。
主催者
世田谷美術館(公益財団法人せたがや文化財団)
協賛・協力等
特別協力:晶文社 後援:世田谷区、世田谷区教育委員会 助成:公益財団法人朝日新聞文化財団
概要
本展は、19世紀後半のイギリスで活躍したウィリアム・モリスの芸術運動をめぐる様々な考察を日本を舞台にして展開させたひとりの編集者と、その周辺の活動を紹介するものです。編集者すなわち小野二郎(1929-1982)は東京大学卒業後、弘文堂を皮切りに編集活動を開始し、晶文社を立ち上げます。弘文堂では大岡信や澁澤龍彦などの「現代芸術論叢書」を刊行。さらに晶文社時代には、ヴァルター・ベンヤミンやポール・ニザンなどの著作をいちはやく紹介するほか、ジャズやロック、映画関連の書籍なども出版しています。晶文社の活動は60年代から80年代にかけての出版文化に少なからぬ影響を与えました。
これらの活動の根本的理念は、ウィリアム・モリスの構想したユートピア思想に、その先駆けを求めるものです。したがって本展は、ウィリアム・モリスの思想を通奏低音に、その芸術と社会との関係性などについて再考を促すために、都市と建築の持つ社会的な意味を追求したセルフビルドの思想を、ヴィジュアルなかたちで構成(編集)する展示となっています。なかでも見どころのひとつは、52歳で早世した小野二郎の夢を託したユニークな学校(高山建築学校)の活動といえるでしょう。さらに、その思想的源流となったウィリアム・モリスのケルムスコット・プレスをはじめ、平野甲賀の装幀、石山修武の自邸《世田谷村》の模型やスケッチ、川慏正の《“ピープルズ・ガーデン”のためのプラン》などを展示紹介いたします。
イベント情報
◎講演会1
「ウィリアム・モリスと小野二郎」
日時:5月18日(土) 14時~15時30分 *開場は13時30分
話し手:川端康雄(日本女子大学教授)
会場:当館講堂
定員:先着140名 *当日、13時からエントランスにて整理券を配布します。 * 手話通訳付き
聴講料:無料

◎講演会2
「「陽性の親和力」の運動」
日時:6月1日(土) 14時~15時30分 *開場は13時30分
話し手:津野海太郎(評論家・元晶文社取締役)
聞き手:矢野 進(本展担当・当館学芸員)
会場:当館講堂
定員:先着140名 *当日、13時からエントランスにて整理券を配布します。 *手話通訳付き
聴講料:無料

◎講演会3
「高山建築学校の小野二郎―white mountain noon collegeへ―」
日時:6月22日(土) 14時~15時30分 *開場は13時30分
話し手:石山修武(建築家)
会場:当館講堂
定員:先着140名 *当日、13時からエントランスにて整理券を配布します。 *手話通訳付き
聴講料:無料

★ 100円ワークショップ
子供から大人まで、どなたでもその場で気軽に参加できる工作など。
日時:会期中の毎週土曜日 午後1時~3時(随時受付)
場所:地下創作室
参加費:1回100円
ホームページ
https://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/special/detail.php?id=sp00193
展覧会問合せ先
03-5777-8600(ハローダイヤル)
会場住所
〒157-0075
東京都世田谷区砧公園1-2
交通案内
● 東急田園都市線「用賀」駅下車、北口から徒歩17分、または美術館行バス「美術館」下車徒歩3分
● 小田急線「成城学園前」駅下車、南口から渋谷駅行バス「砧町」下車徒歩10分
● 小田急線「千歳船橋」駅から田園調布駅行バス「美術館入口」下車徒歩5分
● 美術館専用駐車場(60台、無料):東名高速道路高架下、厚木方面側道400m先。美術館まで徒歩5分
ホームページ
https://www.setagayaartmuseum.or.jp/
会場問合せ先
03-5777-8600(ハローダイヤル)
東京都世田谷区砧公園1-2
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