タイトル等
小企画展
佐伯祐三と近代の洋画
会場
田辺市立美術館
会期
2018-12-15~2019-01-27
休催日
毎週月曜日(但し12月24日・1月14日は開館)・12月25日(火)・12月28日(金)-1月4日(金)・1月15日(火)
開催時間
午前10時~午後5時
(入館は午後4時30分まで)
観覧料
250円(200円)
※( )内は20名様以上の団体割引料金、学生及び18歳未満の方は無料です。
主催者
田辺市立美術館
協賛・協力等
特別協力=公益財団法人 脇村奨学会
概要
日本近代美術史上の傑出した存在として輝き続け、その作品が今もなお多くの人々を魅了し続けている佐伯祐三(1898~1928)が、30歳の若さでパリに客死してから、今年は90年目を迎え、同時に生誕120年の記念の年ともなります。
佐伯は大阪市に生まれ、10代の頃から画家を志望して、東京美術学校(現在の東京藝術大学)で本格的に洋画を学び、卒業の後、1923(大正12)年からフランスに留学しました。かの地でモーリス・ド・ヴラマンクの教えを乞うなどして作風を確立し、1925(大正14)年のサロン・ドートンヌに出品した作品には買い手がつくまでになりますが、経済的な事情から翌年に帰国します。
帰国後まもなく、フランスで親交のあった前田寛治、里見勝蔵らによる1930年協会の結成に参加して滞欧作を発表、二科展でも滞欧作19点を特別出品して二科賞を受賞し、新進気鋭の画家として注目されますが、佐伯は国内での活動に飽き足らず、1927(昭和2)年、再びフランスに渡って制作を重ねます。しかし、翌年3月から過労と結核の症状によって病床に臥せるようになり、8月にその短い生涯が閉ざされました。
作品に生命を刻みつけるかのようにして疾走した佐伯祐三の制作を、大阪中之島美術館、和歌山県立近代美術館、田辺市立美術館のコレクションを軸にして紹介し、同時代の洋画家たちの作品とともに展観して、大正から昭和にかけて熱をおびた日本人の洋画表現を振り返ります。
イベント情報
記念講演会
「佐伯祐三作品のコレクターたち」
1月12日(土) 午後2時より|当館研修室
三谷 渉(当館学芸員)

記念シンポジウム
「佐伯祐三作品の魅力」
1月13日(日) 午後2時より|当館研修室
橋爪節也(大阪大学教授)
寺口淳治(広島市現代美術館副館長)
守谷賢一(新宿区立新宿歴史博物館学芸課長)

展示解説会
12月22日(土)・1月26日(土)
いずれも午後2時より、当館学芸員が行います。
ホームページ
http://www.city.tanabe.lg.jp/bijutsukan/exhibitions/181215saeki.html
会場住所
〒646-0015
和歌山県田辺市たきない町24-43
交通案内
「JR紀伊田辺駅」・「JR白浜駅」・「南紀白浜空港」から明光バスで、
「南和歌山医療センター前」または「新庄紀南病院前」下車、徒歩5分。
ホームページ
https://www.city.tanabe.lg.jp/bijutsukan/
和歌山県田辺市たきない町24-43
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