タイトル等
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産 世界文化遺産登録記念
クアトロ・ラガッツィ 桃山の夢とまぼろし
―杉本博司と天正少年使節が見たヨーロッパ
会場
長崎県美術館
企画展示室
会期
2018-11-23~2019-01-27
前期:11月23日|金・祝|-12月24日|月・振| 後期:12月27日|木|-2019年01月27日|日|
休催日
毎週月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、12月26日(水)、12月29日(土)-1月1日(元日)
開催時間
10:00~20:00
(最終入場19:30) ※1月2日(水)、3日(木)は18:00閉館(最終入場17:30)
観覧料
一般1,200(1,000)円、大学生・70歳以上1,000(800)円、高校生以下無料
※( )内は前売りおよび15名以上の団体割引料金。 ※障害者手帳保持者及び介護者1名までは5割減額
※前売券の販売は11月22日(木)まで。 ※本展のチケットでコレクション展にも入場できます。

2回券 一般1,700円、大学生・70歳以上1,400円
※前期(~12月24日)と後期(12月27日~)の期間中に1回ずつ使用可能。
※2回券の販売は、12月24日(月・振)まで
※2回券は、前・後期各1回ずつコレクション展に入場可能

◎前売券は、チケットぴあ(Pコード769-349)[浜屋プレイガイド他]、ローソンチケット(Lコード84352)、CNプレイガイド(ファミリーマート他)、セブン-イレブン(http://7ticket.jp)、紀伊國屋書店長崎店(ゆめタウン夢彩都内)、メトロ書店本店(アミュプラザ長崎内)、くさの書店(西友道の尾店)、東美他で販売。
主催者
長崎県、長崎県美術館
協賛・協力等
協力:カトリック長崎大司教区、公益財団法人小田原文化財団、ギャラリー小柳
後援:イタリア大使館、駐日ローマ法王庁大使館、長崎市、長崎県教育委員会、長崎市教育委員会、長崎県立長崎図書館、長崎市立図書館、長崎新聞社、西日本新聞社、朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞西部本社、NBC長崎放送、KTNテレビ長崎、NCC長崎文化放送、NIB長崎国際テレビ、長崎ケーブルメディア、エフエム長崎
助成:一般財団法人地域創造、公益財団法人 花王芸術・科学財団
概要
国際的に活躍する現代美術家の杉本博司は、2015年にイタリアのヴィチェンツァにあるオリンピコ劇場を訪れた際、天正少年使節が描かれた16世紀末の壁画と出会います。イエズス会主導のもと九州のキリシタン大名がヨーロッパに派遣した少年たちは、日本における布教の果実としてポルトガル、スペイン、イタリアを訪れ、フェリペ二世や有力諸侯、そしてローマ教皇に拝謁し、本場のルネサンスをリアルタイムで目撃しました。そしてその旅の途上、この劇場にも立ち寄っていたのです。
この出会いをきっかけにイタリアでの使節の足取りを調べた杉本は、自分が既に少年たちが訪れた幾つかの場所を撮影していたことを知り、以後は意識的に彼らの足跡を辿って撮影を続けます。それは天正少年使節の足跡をめぐる旅であると同時に、日本と西洋を往還してきた自身の精神の出自をたずねる旅ともなりました。
本展は、杉本によるこの天正少年使節関連の近作群(「海景」シリーズを含め全28点)を、使節関連の貴重な史料や同時代の南蛮美術、キリシタン美術等(全58点)と共に展観するものです。無限に豊かな階調と細部を持つ杉本の大型作品と、長崎の「岬の教会」を描いた《南蛮渡来風俗図屏風》(逸翁美術館)やローマのジェズ教会が保管する3点の日本殉教図を始めとする貴重な作品・史料との対話をぜひご覧下さい。
長崎県美術館は、使節が1582年に出航し、8年後の1590年に帰還した地・長崎港を望む地に建っています。まさにその場所において杉本と少年たちのまなざしを400年の時を越えて重なり合わせる本展は、近世の幕開けに起きた東西の文化衝撃の鮮烈なありようを見つめ直すまたとない機会となるはずです。
イベント情報
|杉本博司×松原知生 「杉本博司・イタリア・天正少年使節」
杉本博司氏と気鋭のイタリア美術史研究者・松原知生氏が、杉本作品を軸にイタリアの建築や美術、天正少年使節をめぐって語り合います。
出演|杉本博司(現代美術作家)、松原知生(西南学院大学教授)
日時|11月24日(土)11:00-12:30(開場10:30)
会場|ホール
定員|100名(先着順)
料金|無料(要本展観覧券)

|学芸員によるギャラリートーク
日時|12月1日(土)、15日(土)、22日(土)、1月12日(土)14:30-
会場|企画展示室
料金|無料(要本展観覧券)

|活版印刷でクリスマスカードをつくろう
日本で初めて活版印刷を行なったのは天正遣欧使節に随行したコンスタンチノ・ドラードでした。使節がヨーロッパから持ち帰った活版印刷機を使い、南島原の加津佐町で教理書などの印刷を行なったドラードにちなんで、教会の写真や聖歌などを印刷してクリスマスカードを作ります。
日時|12月1日(土)16:30-19:00
12月2日(日)10:30-12:00、13:30-16:00
会場|アトリエ
講師|中川たくま(ブルームーンデザイン事務所)
受付|当日随時 ※最終受付は各回終了の30分前
対象|子どもから大人まで ※小学生以下は保護者同伴
参加費|100円

|視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ [事前申込制] 申込締切|12月9日(日)必着
視覚障害者のナビゲートのもと、見える人と見えない人とが「対話」を通して一緒に作品を鑑賞します。障害の有無に関わらず、どなたでも参加いただけます。
日時|12月22日(土)10:30-12:30 定員|14名
会場|企画展示室
参加費|無料(要本展観覧券)
講師|「視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ」
代表・林建太、鄭晶晶、中川美枝子、分部史織

|銀塩写真による撮影と現像体験 [事前申込制] 申込締切|12月15日(土)必着
現在、多くの写真が撮影から現像までデジタル処理で作られる中、杉本博司氏は昔ながらの銀塩写真にこだわり作品を制作しています。その銀塩写真を撮影から現像まで体験できるワークショップです。写真は白黒写真です。
日時|撮 影:1月12日(土)10:30-12:30
現像体験:1月13日(日)10:30-12:30、13:30-16:30
会場|アトリエ(撮影は屋外 ※雨天時は美術館内)
講師|濱本政春(スタジオ・アートアイ代表)
対象|一般(高校生以上) 参加費|2,000円(材料費)
定員|10名
備考|35mmフィルム式カメラをお持ちでない方は美術館にて貸出します。

[事前申込制] のワークショップ申込み方法
参加希望の①ワークショップ名、参加者全員の②氏名(フリガナ)③性別 ④年齢 ⑤郵便番号 ⑥住所 ⑦電話番号を明記のうえ、ハガキまたはEメールでお申し込みください。「視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ」の申込時には、⑧障害の有無と種別、盲導犬や付き添い者の有無 ⑨参加動機も明記ください。

▶宛 先|〒850-0862 長崎市出島町2-1 「長崎県美術館杉本博司展ワークショップ」係
▶メール|workshop-01@nagasaki-museum.jp
※応募多数の場合は抽選となります。 ※結果は当選者にのみ、開催日の10日前までに通知ハガキを発送いたします。
展示替え情報
※会期中、杉本作品を除く一部作品・資料の展示替えがあります。
ホームページ
http://www.nagasaki-museum.jp/exhibition/archives/1047
会場住所
〒850-0862
長崎県長崎市出島町2-1
交通案内
路面電車
○出島電停 徒歩3分
○市民病院前電停 徒歩2分

バス
○長崎新地ターミナルバス停 (空港リムジンバス、高速バス含む※) 徒歩5分
○大波止バス停 (空港リムジンバス、高速バス含む※) 徒歩8分
○長崎県美術館バス停(土日祝のみ運行。)

JR
○JR長崎駅 徒歩15分

フェリー
○長崎港大波止ターミナル 徒歩10分


○長崎自動車道・長崎ICより 長崎出島道路経由 5分

※ 空港リムジンバス・高速バスは、出島道路経由など一部の便が停車します。高速バスは、大波止バス停のみ停車する便もあります。詳しくは各交通機関へお問合せください。
ホームページ
https://www.nagasaki-museum.jp/
長崎県長崎市出島町2-1
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