岡崎市美術博物館は開館以来、「マインドスケープ(心象風景)」を基本コンセプトに、「家康の生きた時代」「バロック美術」「東西文化の比較・交流」に関する作品・資料を収集するとともに、広く岡崎市域の歴史・文化・芸術に関する作品・資料を購入・寄附・寄託により受け入れて、収蔵品の充実を図り、展覧会で皆様にご覧いただいてきました。
時代は原始時代から現代まで、地域はヨーロッパから日本を含むアジアまで、美術品から博物資料全般という幅広くバラエティーに富んだ収蔵品は、まさに美術博物館という名称を冠する当館にふさわしいコレクションを形づくってきました。
収蔵品を調査・研究し、展示公開をすることは当館の使命ですが、そのためにはまず「集める」、そしてそれらを未来に「伝える」ことが重要です。
今回の展覧会では特に専門分野が異なる学芸員が、今まで収集してきた各種の収蔵品の中から各自テーマを決めて厳選したこだわりの逸品を展示することにより、当館コレクションの多彩な魅力をご紹介し、当館の未来を示す「これからも」を皆様にお伝えします。