収蔵品より、モダン版画で知られる川西英(1894-1965)と川上澄生(1895-1972)の色鮮やかな木版画作品をご紹介します。 神戸市に生まれた川西は、版画家・山本鼎の作品に感化され独学で木版画を学びました。神戸という環境に育まれた感性に裏打ちされた、モダンで色彩豊かな雰囲気を漂わせる作品を多く発表しました。横浜市に生まれた川西は、英語教師を務める傍ら、版画制作に尽力しました。棟方志功を版画へと進ませるきかっけをつくった作家でもあり、南蛮趣味を生かした作品を多く残しています。 創作版画の中でも、モダンでポップな2人の作家作品をお楽しみください。