ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775-1851)は、イギリスで最も著名な画家であり、風景画の歴史において最も独創的な画家のひとりです。卓越した技法によって、嵐の海景、崇高な山、穏やかな田園風景など、自然の多様な表現を描くとともに、古代の美を呼び覚ます歴史風景にも取り組みました。
本展は、ターナーの画業と芸術の全貌を、イギリス各地と日本国内の美術館から選りすぐった油彩画・水彩画約70点と版画約110点によってご紹介します。最新の知見をもとにターナー芸術を再考し、その核心と魅力に迫ります。