遠い太鼓に誘われて 私は長い旅に出た 古い外套に身を包み 全てを後に残して(トルコの古い歌)
トルコ音楽に良いながらその不思議なリズムについて考えました。
ドイツを中心とするクラシックの世界では2,3,4,8などの拍子が一般的でその他の物を変拍子と呼びます。しかしながら世界に変拍子は満ちているのでこの呼び名はヨーロッパ中心的なものだと思います。
昨今の余の中でも国や体制と拍子を合わせなければいけないような空気を感じます。
「歩調を合わせないものを罵ってはいけない。彼の耳にはほかの太鼓が聞こえているのかもしれない」とソローが「森の生活」の中で語っています。
考え方、信じるものが違っていても皆この惑星の一部として生きています。
異質なもノとうまく同調していくことがこれからの世界に必要なことだと思います。
2018年6月3日 笠井正博