タイトル等
中西 夏之 展
―緩やかにみつめる時間のために―
会場
名古屋画廊
会期
2018-04-24~2018-05-14
概要
中西夏之の思紋ふたたび
日本の現代美術作家の中でも、ひときわ重要な存在だった中西夏之が他界してから早くも1年半ほどが過ぎました。名古屋画廊ではその逝去の前後から中西が創作の場―ことに絵画表現の場で何を考え、何を可視化して来たかを示す個展を小規模ながら粒ぞろいの絵画作品によって開催して来ました。今回はその3回目に当ります。今は遺作となった作品、制作ノート、記録などはおびただしい数にのぼりますので、中西夏之の全貌を多方向から見直すには、これからも綿密な観点からの整理と評価が必要かと思われます。中西作品を私はかつて、指紋という言葉になぞらえて、氏の思考からにじみ出た〈思紋〉だという解釈の下に一文を記したことがありました。今回、展示される作品は制作年代的に、前回出展作と多少相前後するというものもありますが、彼が絵画制作に当って考えて来たシリーズのテーマも互いに相乗り状態となっているところもあります。すべての考えが一定の方向のみでなく、時には螺旋状の反復を表すことなどがあるのもまた興味深いところです。
中西夏之の思考がどんな形をとり、どんな色彩によって〈思紋〉として表現されているかを今回もぜひお確かめ下さい。
馬場駿吉(名古屋ボストン美術館館長)
※本展は馬場駿吉著『美術家中西夏之の思紋をたどって』(書肆山田)の刊行を記念するものでもあります。
イベント情報
レセプションご案内:初日 5:00p.m.-6:30p.m.
皆様のご来駕をお待ち申し上げます

【関連講演会】「美術家中西夏之の思紋をたどって」
講師:馬場駿吉 4月24(火)13:00p. m.~14:00p. m.
アート倶楽部カルチェ・ラタン、名古屋池下
URL:http://www.quartier-latin.jp Tel.052-751-8033 ※要予約
会場住所
〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄1-12-10
交通案内
【公共機関で…】
地下鉄東山線または鶴舞線で伏見駅下車(名古屋駅から地下鉄東山線で一駅)地下鉄伏見駅6番出口(御園座口)より直進約100メートル

【お車で…】
広小路伏見交差点を南へ約100m直進し、三蔵(みつくら)交差点の南西のカド ※お車は西隣の秋月パークをご利用ください。
ホームページ
https://www.nagoyagallery.co.jp/
愛知県名古屋市中区栄1-12-10
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