日本とフィンランドの外交関係樹立100周年を記念して開催される「フィンランド陶芸展 芸術家たちのユートピア」では、フィンランド・デザインのゴールデン・エイジと呼ばれる1950年代から1960年代の陶芸作品を中心に紹介します。
シンプルでありながらも暖かみのあるフィンランドの陶磁器は、フィンランド国内のみならず世界各地で時代や世代を超えて愛され続けています。日本にも多くの愛好家が存在しますが、これまで日本において紹介されてきたフィンランド陶芸はプロダクト・デザインが中心であり、その全容はあまり明らかにされてきませんでした。
本展では、これまで体系的に紹介されることがなかったファイン・アートとしてのフィンランド陶芸に焦点を当て、それらが最も華やかに開花した時代の傑作を一同に展示し、様々な表現とその魅力の全てを紹介します。
本展は、フィンランド陶磁器やガラス作品の世界的コレクター、キュオスティ・カッコネン氏のコレクションを中心に構成されています。