木綿絣の魅力は、藍の紺と木綿の白のコントラストによって織り成される様々な文様にあります。江戸時代以来、その文様は日常の生活の中で人々に親しまれています。
この度、広島県立歴史博物館では備後絣を中心とする絣コレクションの寄贈を受けました。備後絣は全国的に知られる木綿絣の一つであり、江戸時代末以来の広島県東部における伝統的な地場産業です。整理にあたっては、当館けんぱくボランティアの協力を得ました。
今回の展示は、このコレクションの中から絣の様々な文様を紹介します。また、けんぱくボランティアの活動の成果を公開する初の展示でもあります。