市川市では、ゆかりの文化人や芸術家を広く紹介するために「市川の文化人展」を開催しています。今回は、市内在住の早野たづ子氏(1927-)による創作人形をご紹介します。
早野たづ子氏は、1954年(昭和29)長女をモデルに人形を作ったことが、人形創作の第一歩となりました。1956年(昭和31)「7人の仲良し抱き人形」を「秋の手芸展」に出品し、1等を受賞。以後、新作の発表や個展の開催など活躍を続けます。子どもたちが大きくなると一時、創作から遠ざかりますが、孫の誕生により再開します。人形を作り始めて60有余年、作品は300体以上となりました。
こどもたちや動物の一瞬の表情を捉えた作品は、私たちに懐かしさと安らぎを与え、観る人々をやさしいきもちで包み込みます。心温まる人形たちとの出会いをぜひお楽しみください。