タイトル等
銘~茶道具の愛称~
第111回藤田美術館春季展
会場
藤田美術館
会期
2003-03-21~2003-06-08
休催日
月曜日(4/28・5/5は開館)、5/6
開催時間
10:00~16:30(入館は16:00まで)
観覧料
大人 700円
高大生 400円
小中生 200円
※20名以上の団体は50円引き
主催者
財団法人藤田美術館
概要
茶道具につけられた「銘」という愛称をごぞんじでしょうか。太郎、満月、大津・・・と数々の茶道具には銘がつけられ、親しまれてきました。
品物に愛称を付け、同質同型の他の品と区別し愛玩する歴史は、古くから日本でおこなわれてきました。楽器の中でも特に名器に名前が与えられた例が平安時代の『枕草子』に出ており、これらは「名」、時代が下がると「号」とも呼ばれてきました。
室町、桃山時代には、お茶の世界でも特に価値の高かった茶壺に様々な愛称が与えられ、もてはやされました。千利休以後、17世紀になってこれらの愛称が「銘」と呼ばれるようになります。
「銘」の文字が使われるようになった由来はよく分かりませんが、銘茶、銘木、銘菓の単語があるように「上質なもの」の意味があり、特に他より抜きん出た物と捉えられたのかもしれません。
茶道具に銘がつけられた理由はいろいろですが、それぞれ歴史や言われ、イメージという付加価値を与える働きをしています。それは旧所有者や旧所有地の名。色や形からの連想。作品や製作にまつわる逸話などが主体となっています。
今回の展覧会では当館所蔵の茶入、茶碗、茶杓をはじめとする茶道具の内より「銘」を持つ作品を集めました。茶道具をそのものとして鑑賞するだけでなく、銘という言葉が持つ魔力も同時にお楽しみいただければ幸いです。
ホームページ
http://www.city.okayama.jp/museum/fujita/
展覧会問合せ先
代表 06-6351-0582
会場住所
〒534-0026
大阪府大阪市都島区網島町10-32
交通案内
JR東西線大阪城北詰駅③出口より徒歩2分
市バス片町または東野田停留所より徒歩7分
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