タイトル等
近代画家たちの競演
忠臣蔵の世界
会場
城西大学水田美術館
ギャラリー1
会期
2017-11-14~2018-01-20
前期 2017.11/14tue→12/9sat
後期 12/12tue→2018.1/20sat
休催日
日曜日・月曜日・祝日・冬季休業(12月26日~1月8日)
※12月23日(土・祝)は開館
開催時間
午前10時~午後4時
観覧料
300円、高校生以下無料
概要
元禄赤穂(げんろくあこう)事件を題材とした「忠臣蔵(ちゅうしんぐら)」は、今なおドラマや映画、舞台、小説などにたびたび取り上げられるほど人気の高い物語です。江戸城内での赤穂藩主・浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)による吉良上野介(きらこうずけのすけ)への刃傷沙汰にはじまり、赤穂の遺臣たちが起こした吉良邸への討入りという一連の出来事は、浄瑠璃や歌舞伎、文学などにおいて、フィクションを織り交ぜながら繰り返し演じられ、語られてきました。とくに明治から大正・昭和初期にかけて忠君愛国の精神につながるものとして、義士たちの忠誠が賛美されることとなりました。その流れを受け、大正10年(1921)に出版された《義士大観(ぎしたいかん)》 (義士会出版部刊)は、赤穂事件の史実に従い、当時の様々な画派や団体で活躍していた画家ら82名によって手掛けられた豪華大型木版画集です。
賛文と木版多色摺による絵で構成された本作は、史論家福本日南(ふくもとにちなん)による解説が付属されており、政財界をはじめ、文学、芸術、教育など様々な分野において活躍する著名人127名による賛も寄せられています。絵においては、富岡鉄斎(とみおかてっさい)、小堀鞆音(こぼりともと)、竹内栖鳳(たけうちせいわほう)、下村観山(しもむらかんざん)、上村松園(うえむらしょうえん)、松岡映丘(まつおかえいきゅう)、島成園(しませいえん)、伊東深水(いとうしんすい)など、東西に存在する画壇や団体に所属している画家ら82名が一人ひと場面ずつ描いています。画家それぞれの筆づかいや色の賦(ふ)し方など、細かな違いも見事に紙面上に再現され、木版の持つ味わいある柔らかさが観る者の心に響く抒情性に溢れた作品となっています。
本展では、《義士大観》に描かれた82の場面から、誰もが知る場面や印象に残る場面など54点を選び、前期と後期に分け27点ずつご紹介します。近代によみがえった忠臣蔵の世界と、当代一流画家たちによる華やかな競演をどうぞお楽しみください。
イベント情報
◆ワークショップ
「木版画入門~2018年の干支<戌(犬)>で年賀状作りに挑戦!」
(浮世絵に登場する犬を木版に彫って摺って年賀状を作ってみましょう!)
12月9日(土)10時30分~16時頃(昼食休憩あり)
【要電話予約/申込締切り日:11月30日(木) ※先着順となります】
講師:五所菊雄氏(木版画家、日本版画協会会員)
定員:10数名/参加費:1,000円(材料費含む)
対象者:木版画初心者(経験者も参加できます)
※昼食は各自でお願いします(学内に学食があります)

◆学芸員によるギャラリートーク
11月18日(土)、12月16日(土)各14時~
※予約不要・要観覧料
ホームページ
http://www.josai.ac.jp/~museum/evevt_info/index_2017_5.html
会場住所
〒350-0295
埼玉県坂戸市けやき台1-1
交通案内
■電車の場合
東武東上線坂戸駅乗換えで東武越生線川角(かわかど)駅下車、踏切を渡り徒歩10分
■お車の場合
1.関越自動車道鶴ヶ島インター下車、鶴ヶ島方向に進み国道407号線を直進
2.「脚折四丁目」交差点で右折し、右に狩野動物病院の看板がある交差点で右折
3.一本松交差点を毛呂山方面に直進
4.橋(万年橋)を渡り、「明海大学病院」の看板のある交差点を左折し直進、踏切を渡り坂道を上る(約20分)
ホームページ
http://www.josai.ac.jp/~museum/index.html
埼玉県坂戸市けやき台1-1
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