タイトル等
武蔵野市制施行70周年記念・井の頭恩賜公園開園100周年記念
見えた風景、見える風景
会場
武蔵野市立吉祥寺美術館
会期
2017-11-11~2017-12-24
休催日
11月29日(水)
開催時間
10:00~19:30
観覧料
300円
(中高生100円、小学生以下・65歳以上・障がい者の方は無料)
主催者
武蔵野市立吉祥寺美術館
協賛・協力等
協力:吉祥寺今昔写真館委員会
概要
「武蔵野/むさしの」は古来より、詩歌、文学、絵画や工芸などにおいて、重要な題材としてとりあげられてきました。「はてしなくひろがる原野」、「月のうつくしい芒野原」、叶わぬ恋などから「落ちのびるところ」、あるいは「別天地」…指し示す領域やイメージは時代とともに変化をとげてきましたが、「武蔵野」がさまざまな芸術作品に力を与えてきたことは間違いありません。いまもって「武蔵野」は私たちを引きつけ、郷愁とともに眼前に美しい情景を浮かび上がらせます。
その「武蔵野」の名を受け継ぐ武蔵野市。武蔵野市は本年、市制70年の節目を迎えます。そして、武蔵野市と三鷹市にまたがる井の頭恩賜公園は、開園から100年となります。
市制の施行以来、武蔵野市では急速に人口が増加し、上下水道の整備や大通りの開通といった都市開発、文化施設の新増設などが次々におこなわれました。さまざまなできごとのなかで多くの人びとが行き交うことによって、武蔵野市の風景は大きく変貌を遂げてきたのです。「風景」とは、大きく考えれば、そこに有る“場”のみならず、その場を形成する“人”のことであるともいえるでしょう。
節目の年を記念する本展は、歴史的・文化的な背景から「武蔵野市」を展観するものです。武蔵野市を拠点に活動した芸術家たちの姿とその仕事を、武蔵野市所蔵の作品からご紹介します。あわせて、吉祥寺今昔(いまむかし)写真館委員会所蔵の、市街や井の頭公園のようすをおさめた貴重な写真を展示いたします。かつての武蔵野市のようすを思い起こすなかで、芸術家たちの息づかいが身近に感じられ、作品の背後にある「風景」も立ちあがってくることでしょう。
会期中には、講演会とギャラリートークも予定。近世の新田開発以降、どのようにして「武蔵野」に村や町が拓かれてきたのか、武蔵野に移り住んだ人びとがどのような足跡をのこしたのかなど、多角的に武蔵野市の全容をたどっていきます。
節目の年、本展が、これまでに見えた風景を振り返りつつこれから見える風景について考えるきっかけとなりましたら幸いです。
イベント情報
[1]記念講演会「武蔵野市と“武蔵野”を語る」
「武蔵野新田とお救い政策―養料金・溜り雑穀制度―」森 安彦(国文学研究資料館名誉教授、武蔵野市文化財保護委員)
「武蔵野ゆかりの文化人たち―昭和前期を主として―」保坂 一房(公益財団法人たましん地域文化財団 歴史資料室 室長)
「うつりゆく吉祥寺―吉祥寺のまちと吉祥寺今昔写真館委員会のとりくみ―」目黒 實(吉祥寺今昔写真館委員会 会長)
◎日時:2017年11月11日(土) 13:30~16:00頃
◎定員:80名
◎会場:吉祥寺美術館 音楽室
*10月19日(木)10:00より、お電話または美術館窓口にて受付開始。定員に達し次第締切。

[2]講演会「今に残る江戸時代の武蔵野(仮題)」
◎講師:米崎清実(武蔵野市立武蔵野ふるさと歴史館学芸員)
◎日時:2017年12月2日(土) 14:00~16:00頃
◎定員:70名
◎会場:吉祥寺美術館 音楽室
*11月15日(水)10:00より、お電話または美術館窓口にて受付開始。定員に達し次第締切。

[3]学芸員によるギャラリートーク
◎日時:2017年11月23日(木・祝) 12月6日(土) いずれの日も14:00~(30分程度)
展覧会担当学芸員が展示内容やみどころなどについてお話しします。
*お申し込みは不要です。当日企画展示室にお越しください(要入館券)。

【問合せ・申込先】
電話0422(22)0385(代)

東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-16 コピス吉祥寺A館7階
武蔵野市立吉祥寺美術館
*詳細、最新情報は美術館HPをご確認ください。
会場住所
〒180-0004
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-16 FFビル(コピス吉祥寺A館)7階
交通案内
JR中央線、京王井の頭線「吉祥寺駅」下車徒歩約3分。
美術館専用の駐車場はありません。
ホームページ
https://www.musashino.or.jp/museum/
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-16 FFビル(コピス吉祥寺A館)7階
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