タイトル等
交わるいと
「あいだ」をひらく術として
上原美智子//平野薫 北村武資//関島寿子 熊井恭子//堀内紀子 髙木秋子//ヌイ・プロジェクト 鈴田滋人//須藤玲子 呉夏枝//宮田彩加 加賀城健//福本繁樹 上前智祐//福本潮子
会場
広島市現代美術館
会期
2017-12-22~2018-03-04
休催日
月曜日(ただし1月8日と2月12日は開館し,それぞれの翌日1月9日と2月13日が休館),年末年始(12月27日-1月1日)
開催時間
10:00~17:00
(入場は閉館の30分前まで)
観覧料
一般1,030円(820円),大学生720円(620円),高校生・65歳以上510円(410円),中学生以下無料
*( )は前売り及び30名以上の団体料金

前売券発売所
広島市現代美術館受付,チケットぴあ(Pコード:768-729),エディオン広島本店プレイガイド,福屋友の会受付(八丁堀本店7階,駅前店7階),広島大学消費生活協同組合,ひろしま夢ぷらざ,安芸美材,ギャルリ青鞜,ガレリア・レイノ,木利画材,ピカソ画房,ブラック画材,ムッシムパネン

モカパス MOCA Pass
1年間,展覧会をいつでも何度でも観覧することのできるお得なパスです。他にも多数の特典あり。詳しくはホームページをご覧ください。

県美×現美×ひろ美 相互割引
「交わるいと」の会期中に広島県立美術館,ひろしま美術館で開催される特別展チケット(半券可)を受付にて提示いただくと,観覧料が100円割引になります。*1枚につき1名限り,他の割引との併用はできません。
主催者
広島市現代美術館,中国新聞社
協賛・協力等
後援|広島県,広島市教育委員会,広島エフエム放送,尾道エフエム放送
概要
織物の大半は空気でできています。織物の質量のうち繊維が占める割合は通常20-50%に過ぎず,繊維を撚って糸を紡ぐにも,糸と糸を交わらせて布を織るにも,そこには必ずすき間ができます。そのすき間,空間があるからこそ,布は薄く軽やかで,伸び縮みして丈夫で,あたたかくあることができるのです。糸と糸がどのように交わって,どのような形のすき間をつくるのかによって,布の布たる所以が生まれ,その性質や表情もできあがっていきます。
この展覧会では,糸や布,繊維を素材に制作を続ける15人と1組の作り手たちによる営みを紹介します。伝統工芸から現代美術,デザインまでジャンルはさまざま。それらを貫く導きの糸としたいのが,精神病理学者の第一人者であり臨床哲学の先駆者でもある木村敏の次のような言葉です。「自己とは,自己と他者とのあいだ―現在の事物的世界とのあいだだけでなく,当面の他者とのあいだ,所属集団とのあいだ,過去や未来の世界とのあいだなども含む―の,そしてなによりも自己と自己とのあいだの関係そのもののことである」(『関係としての自己』みすず書,2005年)。つまり糸や布と向き合うことで,自己そして人の生のあり方をふかく見つめてみようというわけです。
タイトルの「いと」は素材としての「糸」を意味すると同時に,作り手たちの「意図」でもあります。糸が交わって布が生まれるように,作家たちの意図が交わってこの展覧会ができていきます。さらにみなさんが会場を訪れ(あるいは会場を出て,まちを散策し,思い思いに交わりながら「あいだ」の関係を幾重にも紡いでくれることを待っています。
イベント情報
出品作家によるリレー・トーク
出品作家が展覧会場にて自身の活動や今回の作品について語ります。
日時|12月22日|金| 10:30-
*申込み不要,要展覧会チケット
*出品作家全員の参加ではありません。詳しくは特設サイトにてお知らせします。

ワークショップ1「ほどいて,ひらいて」
小さな布や古着を解いて,みんなでいっしょに大きく開いていくワークショップです。できた作品は美術館に展示されます。
講師|平野薫(本展出品作家)
日時|1月20日|土| 13:00-17:00
対象|小学3年生以上(ただし小学生は保護者同伴)
定員|20名
参加無料,要事前申込み(下記参照)
*内容や持ち物などの詳細は特設サイトでお知らせします。

ワークショップ2「ほどいて,あみなおす」
かご,セーター,網などをすこし解いて,自分の考えと素材を加えてあたらしいかたちに「あみなおす」ワークショップです。
講師|関島寿子(本展出品作家)
日時|1月27日|土|および1月28日|日|各日13:00-17:00
対象|16歳以上で,2日間とも参加可能な方。
定員|20名
参加無料,要事前申込み(下記参照)
*内容や持ち物などの詳細は特設サイトにてお知らせします。

ワークショップの申込み方法
当館ウェブサイト上の応募フォームまたは往復はがきにてお申し込みください。往復はがきには,①参加したいワークショップの名前,②参加希望者の氏名(1通につき2名まで),③年齢,④住所,⑤電話番号を明記のうえ,「交わるいとワークショップ」係までお送りください。[応募締切1月9日|火|必着]

映画「幸福は日々の中に。」上映会+アフタートーク
nui project(ヌイ・プロジェクト)を発信する知的障害者施設しょうぶ学園。そこに流れる日常を描きだしたドキュメンタリー映画「幸福は日々の中に。」を上映します。上映後はしょうぶ学園の施設長をお迎えし,アフタートークを開催します。
トークゲスト|福森伸(しょうぶ学園施設長),
[聞き役]津口在五(鞆の津ミュージアム学芸員)
日時|2月12日|月・振替| 14:00-16:00
会場|当館地下1階ミュージアムスタジオ
定員|120名
*要展覧会チケット(半券可,当日10時より受付にて整理券配布

学芸員によるギャラリートーク
担当学芸員が展覧会の趣旨や展示の意図,作品の見方などについて解説します。
12月23日|土・祝|,1月2日|火|,1月21日|日|,2月18日|日|いずれも14:00-15:00
*申込み不要,要展覧会チケット

アートナビ・ツアー
当館アートナビゲーターが展覧会の見どころや作品の魅力についてお話しします。
毎週土曜日,日曜日,祝日
各日11:00-11:30および14:00-14:30(ギャラリートーク開催時は除く)
*申込み不要,要展覧会チケット

オープンリサーチ・プロジェクト
糸や布の魅力をひろく知り,「あいだ」についてふかく考えるためのプロジェクトを美術館の内外で展開します。

小森はるか+瀬尾夏美「波のした,土のうえ」巡回展
映像作家の小森はるかさんと,画家であり著作家でもある瀬尾夏美さんは,東日本大震災を契機に陸前高田市に移り住み,現在は仙台市に拠点を置いて活動を行っています。地元住民と協働してつくった映像作品と,土地を歩き続けて紡ぎだした絵や文章などの平面作品とで構成された展示です。「波」と「土」の間で起こった出来事を,記録と表現のあいだにつないでいこうとするこの巡回展は,たくさんのことを気づかせ,考えさせてくれます。
komori-seo.main.jp/
会期|12月12日|火|-2月4日|日|
会場|当館地下1階ミュージアムスタジオ
観覧無料
ホームページ
https://hiroshima-moca.jp/majiwaruito/
会場住所
〒732-0815
広島県広島市南区比治山公園1-1
交通案内
◎広島駅から
[路面電車] 5番「広島港」行き ▶ 「比治山下」下車、約500m

[バス]
①広島バス (26-1番系統) 「旭町」行き
②広島バス (31番系統)「県病院」行き
③広電バス (5番系統) 「大学病院」行き
▶ 「段原中央」下車、動く歩道 比治山スカイウォーク経由で 約700m

[タクシー] 約10分

◎紙屋町から
[バス] 紙屋町(県庁前)バス停
「大学病院」行き(比治山トンネル経由) 広島バス(23-1番系統)
▶ 「段原中央」下車、動く歩道 比治山スカイウォーク経由で 約550m

◎八丁堀から
[バス] 八丁堀 (ヤマダ電機前)バス停
「大学病院」行き(比治山トンネル経由) 広島バス(23-1番系統)
▶ 「段原中央」下車、動く歩道 比治山スカイウォーク経由で 約550m

◎市内循環バス ひろしま めいぷる~ぷ
▶ 「現代美術館前」下車、約100m
ホームページ
https://www.hiroshima-moca.jp/
広島県広島市南区比治山公園1-1
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