「カラーインクの魔術師」と称され、イラストレーター、絵本作家として活躍している永田萠(兵庫県加西市出身・京都市在住)。永田萠といえば、「花と妖精」が一貫したテーマ。自然豊かな環境の中で幸せな子ども時代を過ごし、四季の移ろいを身近に感じながら、神様や精霊の存在を信じて育ったことは、後の画業に大きな影響を与えました。
永田さんは「現実を強く生きること、明日に想いを馳せること、人を大事にすること、これらはすべて夢を見る力、すなわち想像する力があってこそできること」と語り、「見る人がひととき心を休められるような、癒される絵を描くことに徹する」という強い信念のもと制作を続けられています。
新見美術館での永田萌さんの展覧会はおよそ10年ぶりとなります。本展では、季節に合わせた代表作を中心に、アクリル画などの新作、絹絵など夢と色彩あふれるMoe Worldをご紹介します。
花と妖精の画家、永田萌のファンタジーあふれる世界をご家族そろってお楽しみください。