戦前から戦後にかけて、10代、20代の女性の間で一世を風靡した中原淳一(1913-1983)。
中原淳一は、『少女の友』や自ら創刊した『それいゆ』『ひまわり』のなかで、ファッション、インテリア、さらには女性の暮らしや生き方といったライフスタイルにまで美しさにこだわった様々な提案をし、当時の女性たちの圧倒的な支持を得ていました。
2003年は中原淳一の没後20年にあたり、本展では今までにない規模の大回顧展となります。雑誌に発表された表紙絵や挿絵の原画、スタイル画、また彼のデビューのきっかけとなった人形や、オリジナルデザインのウエディングドレス、また「新婚家庭」を題材に中原が考案した部屋の再現など、初公開、未発表の作品を含む約500点が展覧されます。