平成元年に開館した当館では、設立趣旨である《街に開かれた美術館》を目指して、これまで浜松にゆかりのある現代作家の企画展や、地元にスポットをあてた展覧会などを開催させていただきました。そこで今回は、来年、開館30周年を迎えるにあたり、原点である浜松ゆかりの作家たちの作品を紹介する展覧会を企画いたしました。
本展覧会では、日本画、版画、洋画、工芸、と多岐にわたるジャンルの作品を、当館所蔵のものに加え、作家及び収蔵家の方からお借りした作品と併せてご覧いただけます。また、著名な物故作家ばかりでなく、これからの浜松の美術を担う若い作家たちの作品も取り上げた内容となっております。幅広いジャンルの近現代作品を一堂に会した本展覧会は、浜松の美術の動向を如実に示しています。
ぜひこの機会に浜松ゆかりの作家たちの活躍を知っていただき、芸術を身近に感じていただければ幸いです。