タイトル等
手ざわりが生んだもの
久米みどり 展
会場
常陽藝文センター
藝文ギャラリー
会期
2017-05-31~2017-07-30
前期:平成29年5月31日(水)~7月2日(日) 後期:平成29年7月5日(水)~7月30日(日)
休催日
毎週月曜日は休館
開催時間
AM10:00~PM5:45
観覧料
入場無料
主催者
公益財団法人常陽藝文センター
概要
公益財団法人常陽藝文センターでは郷土作家展シリーズ第248回として、「手ざわりが生んだもの 久米みどり展」を開催いたします。
水戸市在住の久米みどりさんは、制作初期から一貫して陶による造形作品を生み出してきました。命のふくらみを思わせる有機的な形、釉薬を使わない自然な艶、風化したような乾いた質感。抽象造形でありながら自然界のどこかから発見されたかのような風合いと形には、生命の進化の記憶が込められています。
久米さんが創り出してきたさまざまなシリーズは、紐作りを主体にした手びねりによって作り出されています。紐作りは陶芸の基本となる技法で、土台になる粘土に紐状にした粘土を積み上げて丁寧に継ぎ目を合わせて形を作っていきます。久米さんは土づくりから焼成までのひとつひとつの工程に驚くほどの時間と手間をかけ、手ざわりにこだわって作業することで柔らかさと緊張感を兼ね備えたアシンメトリーで繊細な形態を成立させています。
久米さんは美術大学で学んでいたときに土の感触に魅了されましたが、本格的に習う機会をもつことができませんでした。結婚から出産・育児・相次ぐ介護などがひと段落し40代半ばになってからやっと土に触れるという夢を叶えたときには「まだ時間はある、しかしそうたくさんの時間ではない。だから、創作活動に関して我慢や妥協は一切しない。やりたいようにやろう」と心に決めたといいます。自分の中から湧き出てくる思いのままに形を創ることに専心するため、現在では個展を中心に活動しています。
今展では久米さんの代表的なシリーズから、前期は危うさの中に安らぎのある円弧の「記憶のか・け・ら」シリーズ、内に宿った命が外と対話ができる形を探った「巣のか・た・ち」シリーズ、作家自身の分身だという「Megu」シリーズを中心に18点、後期は繊細で危うくしかし凛とした力強さをもつ化石の花をイメージした「古代花」シリーズ、花の命を象徴する花芯を小さな虫の眼になって制作した「花の精」シリーズなど22点を展示します。
公益財団法人常陽藝文センター
ホームページ
http://www.joyogeibun.or.jp/tenji/index.html
会場住所
〒310-0011
茨城県水戸市三の丸1-5-18 常陽郷土会館内
交通案内
水戸駅北口より徒歩8分
常磐自動車道水戸ICより約20分
北関東自動車道茨城町東ICより約18分
ホームページ
http://www.joyogeibun.or.jp/
茨城県水戸市三の丸1-5-18 常陽郷土会館内
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