タイトル等
モノクロームの川上澄生
ー木版墨刷(もくはんすみずり)にみる澄生の版画表現ー
会場
鹿沼市立川上澄生美術館
2階展示室
会期
2017-04-08~2017-07-02
休催日
月曜日
開催時間
午前9時~午後5時
(入館は午後4時30分まで)
観覧料
一般300円(200円)、高校・大学生200円(100円)、小・中学生100円(50円)
※( )内は20名以上の団体料金、東武沿線美術館連携事業割引料金、M割料金
※毎週土曜日は小・中学生無料
※毎月第3日曜日は鹿沼市内の小・中学生と同伴のご家族は無料
※障がい者手帳の交付を受けている方とその介護者1名は無料
※6月11日[日]は県民の日協賛のため無料

東武沿線美術館連携事業~美術館をお得に楽しもう~
下記の栃木県内東武沿線の美術館で入館料が割引になります。
下記の美術館で使用した入館券を美術館受付にご提示ください。
ただし、同一館での使用は対象外となります。
※料金内容は参加館によって異なります。
協力館(五十音順)
・足利市立美術館、草雲美術館 ・鹿沼市立川上澄生美術館 ・小杉放菴記念日光美術館 ・佐野市立吉澤記念美術館 ・とちぎ蔵の街美術館

M割(ミュージアム割引)でまた行こう!
川上澄生美術館では、栃木県博物館協会の共通割引制度(M割)を実施しています。M割参加館の有料入館券(M割印押印あり)を持って、入館日から6か月以内にM割参加館に入館すると料金割引を受けられます。参加館については栃木県立博物館または当館ウェブサイトをご覧ください。
※料金割引内容は参加館によって異なります。
主催者
鹿沼市立川上澄生美術館
概要
木版墨刷(もくはんすみずり)とは、木版に墨一色で刷る技法のことです。色ごとに版を使い分け、刷り重ねる「多色刷(たしょくずり)」に対し、木版墨刷は最もシンプルな手法であり、彫りの手腕が試される手法でもあります。
近世において印刷の基本は木版墨刷であり、かわら版や雑誌、藩札など情報を伝達する手段としても活用されます。そのシンプルさはあらゆる表現の出発点であり、例えば初期の浮世絵版画も雑誌の挿絵から発展した「墨摺絵」がはじまりとなっています。
近代以降も、墨一色による表現は多くの版画家に親しまれました。詩人であり、彫刻家でもあった高村光太郎(たかむらこうたろう)は、彫刻刀の彫り跡が白い線となって現れる木版画を評して、「無機物に過ぎない黒の平面上から、生きた有情の空間が彫りだされる。暗から明るさが掘り起こされる。自刻木版の喜の根源は此所に潜むらしい。」と述べています※。
本展は、木版墨刷りの作品約60点をとおして川上澄生(かわかみすみお)のモノクローム表現をご紹介します。色鮮やかな作品のイメージが強い澄生ですが、じつは三角刀、丸刀、レンパツといった彫刻刀の使い分け、こまやかなグラデーションなど、この技法を用いて数々のユニークな作品を生み出しています。
シンプルな木版墨刷の作品の奥に広がる、多様な表現をお楽しみください。

※高村光太郎「自刻木版の魅力」読売新聞 第4面「よみうり文芸・月曜付録」、1925(大正14)年1月26日
イベント情報
■館長と楽しむ作品鑑賞会
館長のトークとともに展覧会をご覧いただけます。
※企画展チケットが必要です
日時:4月8日[土]午後2時~2時30分
会場:2階展示室

■ギャラリー・トーク
展覧会の見どころを学芸員学芸員解説いたします。
※企画展チケットが必要です
日時:4月15日[土]、5月6日[土]、6月10日[土] 午後2時~2時30分
会場:2階展示室
ホームページ
http://kawakamisumio-bijutsukan.jp/index.php?id=111
会場住所
〒322-0031
栃木県鹿沼市睦町287-14
交通案内
●JR日光線 鹿沼駅から 徒歩20分
●東武日光線 新鹿沼駅から 徒歩30分
●東北自動車道 鹿沼I.C.から 約6km
ホームページ
https://kawakamisumio-bijutsukan.jp/
栃木県鹿沼市睦町287-14
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