開館35周年を記念してコレクションから選りすぐった名品を一堂に公開します。三重県立美術館では、これまで独自の方針にもとづく作品収集をすすめ、三重ゆかりの美術とともに近代を中心とした国内外の美術、スペイン美術などを所蔵しています。本展は、そのなかから美術史において価値の高い特色ある作品群を紹介するものです。
明治から現代までの日本美術では、浅井忠、黒田清輝から現代絵画に至るまで洋画を中心に美術史の流れをたどります。また、17世紀スペインの画家ムリーリョから近代のモネ、ルノワール、シャガールにいたる西洋美術コレクションの優品をまとめて展示。江戸期の画家、曾我蕭白の重要文化財「旧永島家襖絵」は前後期に分けて5年ぶりに全点を公開します。