「日本一清楚」とも評される虫明焼。
京焼の流れを汲む焼物と言われ、備前焼とともに、岡山県を代表する焼物として知られてきました。虫明焼の優れた茶道具が生み出された背景には、岡山藩の筆頭家老、伊木家十四代目の当主である三猿斎(忠澄)と裏千家十一代家元、玄々斎の交流がありました。三猿斎は虫明の地で茶道具を制作するため、京焼の陶工、清風与平と真葛香山を呼び寄せています。
岡山で花開いた京都の文化がどのように受け継がれてきたかを、その精華である虫明焼、そしてモデルとなった京焼などの紹介を通じてご覧いただきます