タイトル等
「根源へ/根源から」田中孝道作品展 (平面)
会場
ガレリア・グラフィカ
2F
会期
2017-05-15~2017-05-27
休催日
日曜休廊
開催時間
11:00~19:00
概要
私の場合、撮影はポラロイド社の、4 X 5インチのネガタイプ「ポラロイド55T」フィルムを使い、自製のピンホールカメラで行う。引抜き現像後、定着作業をしないので、このネガフィルムに残る現像液の残滓(かす)は大気中の変化を、素直に刻むレセプター(受容体)として機能する。 つまり、フィルムが単に乾燥するだけでなく、作業場の小諸(浅間山麓、標高960メートル)では、残滓が凍結してナイフで切り裂いたような鋭利な亀裂を表面に宿すほどに寒冷になることもある。また、真夏の高温ではカラカラに凝固して、白い粉末を積み上げる。まるで事件現場の遺留品のように、フィルム自体が置かれた状況を雄弁に語るのである。
ネガ・フィルムの経時変化から、被写体のイメージが刻々と変化していく過程がみてとれる。きわめて不可知領域の出来事といっていい。ここでは「何がどんな様子で写っているか」というイメージの明証性がゆるやかに希薄になっていく。撮影によって得られた写像は、休みなく発生するノイズによってもう一枚の 写像、「別なる自然」を形成していくことになる。
このことから、ひそかに思うのだが、この一連の運動系の奥には全宇宙に作用をおよぼしている動態的なプログラムのひとつが、象嵌されているのではないか、と。
「移動・遷移」、「変化・変容」を制御しているメカニズムの古層につきあたった感覚をおぼえるのだが、きっとこれは、複雑系のまっただ中のできごとに違いない。あるいは、存在全体に関わる「自明の理」なのか。
ヘラクレイトスはこのことを『Panta rhei』と称した。
田中孝道
ホームページ
http://www.galleriagrafica.com/jp/exhibitions/2017/1705_tanaka.html
会場住所
〒104-0061
東京都中央区銀座6-13-4 銀座S2ビル2階
交通案内
・東京メトロ日比谷線「東銀座」駅下車、銀座よりのA1出口から徒歩2分
(注:銀座4丁目交差点付近に、別のA1出口あり)

・都営浅草線「東銀座」駅下車、銀座よりのA1出口から徒歩2分
(注:同上)

・東京メトロ銀座線「銀座」駅下車、新橋よりのA3出口から徒歩4分

・東京メトロ丸の内線「銀座」駅下車、徒歩12分

・JR山手線「有楽町」駅下車、徒歩15分

・JR山手線「新橋」駅下車、徒歩15分
ホームページ
http://www.galleriagrafica.com/
東京都中央区銀座6-13-4 銀座S2ビル2階
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