今回、政府の地方創生事業の支援を受けて、産学官が連携し、最新技術による国宝法隆寺釈迦三尊像の再現が実現致しました。
東京藝術大学が法隆寺ならびに文化庁から許可を得て、国宝法隆寺釈迦三尊像を計測・解析したデータをもとに、3Dプリンターによる原型を作成、その原型を用い、伝統工芸高岡銅器振興協同組合、井波彫刻協同組合の職人たちが、地域で受け継がれた鋳物や彫刻の伝統技術により現代への再現に挑戦、最終的に東京藝術大学で仕上げを行い、時代を超えた美の未来への継承を行いました。
この取組みは、門外不出の国宝法隆寺釈迦三尊像を限りなく科学的に同質なもので複製することにより、日本の芸術文化、地域の伝統技術、歴史的美術工芸品の未来の復元技術の発信につながるものであると思っております。