いきいきとした自然表現を生み出した印象派は、多くの日本人に愛されてきました。本展覧会ではヨーロッパ有数の美術館で19世紀美術のコレクションで知られるケルンのヴァルラフ=リヒャルツ美術館コルブー財団の所蔵品から約60点を選び、印象派のおよそ半世紀におよぶ流れをたどります。バルビゾン派のミレーやコロー、「印象派の父」マネ、またセザンヌ、モネ、ルノワール、ゴッホら印象派の巨匠たち、新印象派を代表するシニャック、そしてモンマルトルの画家ユトリロといったフランスで活躍した作家の他、ドイツ印象派のリバーマンなど、あわせて38人による作品をご覧いただけます。
きら星のごとく登場した印象派と、その周囲を彩った画家による優品の数々が一堂に会するこの機会をどうぞお楽しみください。