タイトル等
色絵の器
―天啓赤絵・呉州赤絵・古伊万里赤絵―
会場
日本民藝館
会期
2017-06-27~2017-08-27
休催日
月曜(祝日の場合開館し、翌日休館)・展示替え期間は休館
開催時間
10:00~17:00
入館は16:30まで
観覧料
一般 1,100円 大高生 600円 中小生 200円
概要
色絵(中国では五彩)とは、高温で焼き上げた陶磁器に絵付を施し、再度焼成して上絵具を器表に定着させる装飾技法です。柳宗悦(やなぎむねよし)(1889~
1961)が創設した当館の色絵磁器コレクションは、中国・明時代末期に江西省の景徳鎮民窯で焼かれた天啓赤絵と、福建省の漳州窯で焼かれた呉州赤絵、そして九州・肥前地方の伊万里焼が中心となっています。
天啓赤絵と呉州赤絵は、どちらも粗製の素地と釉薬による中国製の雑器ですが、「侘び茶」の価値観が育まれていた日本ではその粗放さが逆に好まれ、茶道具や富裕層を始めとする什器として、江戸時代から用いられてきました。一方で本国の中国では残存例の確認が難しいことから、特に日本人の美意識に合致した色絵磁器と見做すことができます。
日本では肥前の有田で、1610年代に朝鮮陶工の技術により磁器生産が始まりましたが、17世紀半ば、明王朝の崩壊に伴い中国陶磁の輸出が激減すると、肥前でも色絵の技術が生まれます。大正末期に始まった民芸運動の中で伊万里焼に目が向けられたこともあり、日本民藝館にも17世紀半ばに始まった肥前の色絵磁器が所蔵されています。
本展では、柳が好んだこれらの色絵磁器を展示するとともに、濱田庄司(1894~1978)を始めとする工芸作家によって試みられた色絵の陶磁器を併せて展観し、色絵の器の魅力を紹介するものです。
イベント情報
記念講演会 日本民藝館の色絵について
〔講師〕矢島 律子(町田市立博物館学芸員)
8月5日㈯ 18:00-19:30
〔料金〕300円(別途入館料が必要)〔定員〕100名(要予約)
ホームページ
http://mingeikan.or.jp/events/special/201706.html
会場住所
〒153-0041
東京都目黒区駒場4-3-33
交通案内
電車をご利用の場合
・京王井の頭線「駒場東大前駅」西口から徒歩7分
・小田急線「東北沢駅」南口から徒歩15分

バスをご利用の場合
※バスは本数が少ないためご利用の際はご注意ください。
・渋谷駅西口バス乗り場より
東急バス
渋55系統 代々木上原・東北沢経由幡ヶ谷折返所行き
「代々木上原」下車 徒歩8分

お車をご利用の場合
・駐車台数に限りがございますので(3台)、なるべく公共の交通機関をご利用願います。
・環状6号線(山手通り)の三叉交差点(東大裏門付近、ガソリンスタンド有り)を東北沢方面へ向かう道に入り、上原二丁目の信号機を左折、突き当たりを右折しますと間もなく右側にあるのが日本民藝館、左側が駐車場となっております。
・周辺道路が狭く一方通行のため、通行は中型バスまでが可能です。大型バスでお越しの際は事前にご連絡下さい。
ホームページ
https://www.mingeikan.or.jp/
東京都目黒区駒場4-3-33
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