ペットとして愛された猫や金魚、擬人化されたタコや狐、想像上の生き物である龍や河童、舶来し見世物として人気を呼んだ象や豹まで。2010年、多彩な動物が登場する浮世絵をご紹介し好評を博した「浮世絵動物園」展がパワーアップして帰ってきます。展示総数は前回の2倍となる約160点。江戸の人々に親しまれた愉快でかわいらしい、時に奇妙な動物たちの姿に触れてみてください。また、歌川国芳をはじめ鈴木春信、葛飾北斎、歌川広重、月岡芳年、河鍋暁斎といった名だたる絵師たちも登場いたします。それぞれの個性が発揮された動物描写も見どころです。