新潟県は明治時代から現代に至るまで多くの日本画家を輩出してきています。出身、あるいは新潟にゆかり持つ日本画家の中には、明治から大正、昭和、そして平成まで、再興日本美術院に所属して活躍してきた作家が多くいます。今回の展覧会では、再興院展を発表の場として出品してきた「新潟の院展作家たち」に焦点をあて、秋の「院展」や「春の院展」への出品作を中心に紹介します。文化勲章を受賞した小林古径や物故の同人小島丹漾、現在同人として活躍している伊藤髟耳、大矢紀、齋藤満栄をはじめとして、招待の番場三雄、特待や院友として活躍している多くの作家たちがいます。今回の展覧会では、日本画の発展や新潟県の文化に貢献している新潟の院展作家34人の作品約95点を集めて展示します。