タイトル等
北斎の弟子 昇亭北寿
洋風風景画の展開
会場
城西国際大学水田美術館
会期
2016-11-05~2016-12-03
休催日
日曜日、月曜日、祝日(大学祭期間の11月6日、7日は開館)
開催時間
午前10時~午後4時
観覧料
一般300円、高校生以下無料
概要
昇亭北寿は、風景画が浮世絵の一つのジャンルとして確立する前の享和~文政期(1801~30)に、風景を専門的に描いたユニークな絵師です。師である北斎の洋風風景画を引き継ぎ、透視図法、陰影法を使用し、地平線が低く沸き立つ雲が印象的な作品を残しました。伝統的な江戸名所のほかに、いち早く房総の銚子と九十九里を描いた点も注目されます。
風景を主題にした浮世絵は、18世紀後半に、西洋の遠近法を導入し奥行を強調した「浮絵」の流行とともに描かれる機会が増えます。「浮絵上手」と評された北寿ですが、従来の作為的な風景から一歩踏み出し、光と大気の動きをとり入れたより自然な景観描写を目指しました。つゆ草や本藍による青の色調のほか、雲と霞を重ねるぼかしの表現も、ベロ藍が使用された天保期(1830~44)以降の風景画とは異なる北寿作品の魅力です。
このたびの展覧会は、紹介される機会の少ない北寿の錦絵作品を一堂に会し、初摺・後摺の違いや画風変遷を探る初めての試みです。おなじみの北斎・広重作品とはひと味違う、新たな風景版画との出会いをお楽しみください。
イベント情報
◎講演会 *聴講無料/要予約
11月12日[土] 午後1時20分~2時50分
「浮世絵風景画史における昇亭北寿」
大久保純一氏(国立歴史民俗博物館教授)
図書館3階プレゼンテーションホールにて

◎ギャラリートーク(当館学芸員による展示解説)
11月19日[土]、26日[土] 午後1時30分~
会場住所
〒283-8555
千葉県東金市求名1番地・図書館棟1階
交通案内
●JR外房線 大網駅 または JR総武本線 成東駅乗り換えで JR東金線 求名(ぐみょう)駅下車、徒歩5分

●車では、京葉道路・館山自動車道の千葉東ジャンクションより 千葉東金道路に入り、東金インター下車、国道126号線を成東方面へ約20分、信号「城西国際大前」右折

●次の各駅よりシャトルバス運行
JR 東京駅 (八重洲中央口ヤンマービル前バス停)
(時刻) 9:00

JR 蘇我駅 (東口バスロータリー内バス停)
(時刻) 10:10 10:20 12:10 14:05

JR 大網駅 (改札口前バス停)
(時刻) 10:15 10:50 11:55 12:40 13:15 14:20

JR 成東駅 (改札口前)
(時刻) 11:35 14:45

JR 東金駅 (東口ロータリー)
(時刻) 10:30 12:10 13:30

京成成田駅 (東口バスロータリー森田ビル向い側)
(時刻) 10:45 13:55
ホームページ
https://www.jiu.ac.jp/museum/
会場問合せ先
0475-53-2562
千葉県東金市求名1番地・図書館棟1階
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