タイトル等
岡 芙三子展
絵画・果てしなき存在追及
会場
ラッズギャラリー
会期
2016-10-27~2016-11-03
休催日
10.31(月)休廊
開催時間
12:00~19:00
最終日は17:00まで
概要
20年目の展開<手の復権>
岡 芙三子
1995年にアクリル絵具を使いはじめた時、手先で描くことを禁止し、画材を流すだけの制作を始めました。たっぷりの水で薄めた絵具や、溶かした蝋を流す方法によって現れる微妙な線や思いがけない形状の面白さを追い、最後に脱蠟するまでは、制作している画面をつぶさに認知しないという仕組みでした。こんな手法を始めた動機は、知識過剰であるのに自分の身体のことすらよくわからなくなっている現代人の反省として、頭脳的にならずに身体を感じ、大らかな絵を描きたいという気持だったと思います。20年ほどそういう制作をいたしました。そして大量の蝋の処理がおっくうに感じるようになった2年前のこと、反古紙に描き散らしてあったドローイングを評価していただいたことに驚き、あらためて自分の線を眺めました。反古紙というのは百貨店の紙袋を開いて貼り合わせたものとか、荷物の包装に使われていたクラフト紙を継ぎはぎしたものですから、惜しみなく大胆になれますし、強い紙質の抵抗感は心地良いものでした。このドローイング発見の後、大量の蝋を使うことを中止し、刷毛で塗ることも線を描くことも自由になりました。原点のペインテイングに戻っています。考え方は殆ど変わっていないつもりですが描きっぷりはすっかり変わりました。新旧の方法を混ぜてご覧いただきたいと思います。率直なご感想をお聞かせ下さいませ。
"人類のために絵を描いてるんやで"とおっしゃった師の言葉がことさら重く思い出される今日この頃です。一生懸命描き続けたいと思います。
会場住所
〒541-0043
大阪府大阪市中央区高麗橋4-8-5 淀屋橋クリスビル(正亜ビル)1F
交通案内
・地下鉄御堂筋線・淀屋橋駅(⑨・⑫出口)より西へ徒歩5分
・地下鉄四ツ橋線・肥後橋駅(⑤-A・⑥出口)より東へ徒歩5分
ホームページ
http://www.ladsgallery.com/
会場問合せ先
06-6453-5706
大阪府大阪市中央区高麗橋4-8-5 淀屋橋クリスビル(正亜ビル)1F
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