素材から受けるインスピレーションは制作に関わる大きなモチベーションです。
創り手を触発する素材には潜在力があり、素材が生み出すバリエーションの面白さがあります。美しいフォルムや機能を見つけ出し、手を加えることや異なる素材との組み合わせで素材の既成概念を打ち破り、自分だけの作品を創り出したいと常に考えています。
2004年、イギリスでの作品展で蚊帳地と水引を使って「発芽」という作品を発表してから「種」の持つ存在力や自然の仕組みの面白さに魅かれ「新しい種」を作り続けて8回目になりました。その時々の空間の空気感、新しい素材との組み合わせで制作への意欲と興味はつきません。
美しいと感じる心、素材の可能性、エネルギーをバネに変化を楽しみたいと思います。
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