タイトル等
ジャン=マルク・ビュスタモント展
プライベート・クロッシング
会場
山口県立美術館
会期
2002-10-16~2002-11-24
休催日
月曜日(11/4は開館し翌日休館)
開催時間
9:00~17:00。10/17は18:00まで(入館は閉館の30分前まで)
観覧料
一般 730(620)円
学生 510(410)円
※( )内は20名以上の団体料金
※18歳以下と70歳以上、高等学校、盲・聾・養護学校に在籍される方等は無料
主催者
山口県立美術館
概要
ジャン=マルク・ビュスタモント(1952年、トゥールーズ生まれ)はフランスを代表する美術作家です。大型カメラを使って、郊外の風景をきわめてクリアーに捉えたデビュー作「タブロー」(1978-82年)は、写真表現のあらたな領域を切り開いたものとして国際的にも高い評価を受けてきました。
都市と自然の交錯する郊外は、風景としてはありふれたものです。刻々と変貌していく都市の劇的瞬間を見せてくれるわけでもなければ、詩情に満ちた悠久の自然美を教えてくれるわけでもない。人工と自然が中途半端に入り交じっているがゆえに、どっちつかずになっているのです。
もちろん、ビュスタモントがとらえた郊外も、それがいかにクリアーに見えるからといって、この曖昧さから逃れられているというわけではありません。また、郊外を撮影しているからといって、そこで行われている自然破壊を報告しているわけでもないし、漠然とした不安といった郊外に固有の感情を伝えようとしているわけでもない。むしろ、ありふれた細部があますところなくシャープに見えているだけに、かえって一層その曖昧さが際立っているとさえいえるでしょう。つまり、ビュスタモントは、人工と自然が一体となったものとしての郊外ではなく、それぞれを分離し、境界線をはさんで向かい合っている様子を見せようとしているのです。
もちろん、そんなことをすれば曖昧さがますます昂じて、作品の前に立つ私たちを「苛立たせる」(ビュスタモント)こともあるでしょう。しかし、作品の中の交じり合うことのない人工と自然を互いに比較しながら、ゆっくりと全体を見ていくとき、そこには、自然のものでも人工のものでもない、作品そのものに秘められた緩やかな時間が、私たちと作品の間を行き交うことになるのです。
本展は、「タブロー」から出発し、その思考を写真の枠を超えて広げていったビュスタモントの全貌を、写真による代表作の数々に加えて、立体、オブジェなど約80点で紹介します。
ホームページ
http://www.yma-web.jp/
展覧会問合せ先
Tel:083-925-7788 Fax:083-925-7790
会場住所
〒753-0089
山口県山口市亀山町3-1
交通案内
電車の場合 :
JR新山口駅から山口線に乗り換え 山口駅下車、徒歩約15分

バスの場合 :
[JR 新山口駅から]
防長バス 山口方面行きで約30分(美術館前、市役所前もしくは県庁前下車)
JRバス 山口方面行きで約40分(県庁前下車)

[JR 防府駅から]
JRバス 山口方面行き(米屋町もしくは美術館前下車)で約35分
防長バス 山口方面行き(米屋町下車)で約30分

[広島バスセンターから]
防長バス 山口方面行き(米屋町下車)で約3時間

お車の場合:
[山陽自動車道] 防府東ICから 車で約25分
[中国自動車道 (広島方面から)] 山口ICから 車で約15分
[中国自動車道 (九州方面から)] 小郡ICから 車で約25分

※駐車場は亀山公園駐車場及び美術館周辺の各駐車場をご利用ください。
※県庁駐車場は土・日曜、祝日のみ開放となります。
※団体バスでのご来館の場合、山口市観光課(083-934-2810)まで事前にご予約の上ご来館下さい。
(亀山公園内バス駐車スペースに駐車頂けます(無料、計5台分))
ホームページ
http://www.yma-web.jp/
山口県山口市亀山町3-1
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索