タイトル等
戯れの陶 小林征児・駄駄男 展
会場
常陽藝文センター
1F 藝文ギャラリー
会期
2016-08-03~2016-10-02
前期:平成28年 8月 3日(水)~ 9月 4日(日)
後期:平成28年 9月 7日(水)~10月 2日(日)
休催日
毎週月曜日、8/14 (日)~8/16 (火)
開催時間
AM 10:00~PM 5:45
観覧料
入場無料
主催者
公益財団法人常陽藝文センター
概要
公益財団法人常陽藝文センターでは郷土作家展シリーズ第243回として「戯れの陶 小林征児・駄駄男展」を開催いたします。
陶芸家・小林征児さんは、名古屋で釉薬の勉強をしていた時に重要文化財の青井戸茶碗に出逢いました。両手で包める小さな器の中に宇宙の総てを観せるような茶碗に魅せられ、萩で6年間の修行を積み、故郷の茨城に戻り久慈郡大子町に独立して茶陶を作り続けました。
その後笠間に築窯した頃には、作品も多様に変化しました。主に雲をモチーフとし、独特のふくらみを持つ非対象の形に、線象嵌 (ぞうがん) による緻密で抽象的な文様を施して刻々と変化する雲の表情を捉えています。線象嵌は、成形した粘土の素地に線の文様を彫り付け、そこに異色の泥を塗り込めて装飾を表す技法です。公募展に出品を重ね昭和60年には日本工芸会正会員となりますが、次第に公募展出品に照準を合わせた自身の制作スタイルに疑問を感じるようになり日本工芸会を退きます。
平成20年に小林さんは、ダダイズム、駄駄っ児の意味を込めて命名した駄駄男 (だだお) を名乗り「赤い塊」シリーズを発表します。その作品はただ赤い「やきもの」の塊です。小林さんにとって用途を封印した作品を造る決断をするまでには時間を要しました。創作品は駄駄男、陶芸は小林征児と名前を使い分け、二つの世界を自在に行き来しながら「やきもの」を通じての表現を模索していきます。駄駄男は花器の花を生けるための穴を塞ぎ、こころに触れたものを感じるままに「やきもの」の塊をという形で表現します。駄駄男が造り出す有機的でユーモラスな形、素焼きの肌に緻密に描く文様は、小林さんがこれまでに培ってきたゆるぎない基礎があるからこそ成り立っている表現なのです。
今展では前期に小林征児の優品20点、後期には駄駄男の「游品」を11点展示いたします。
公益財団法人常陽藝文センター
ホームページ
http://www.joyogeibun.or.jp/tenji/index.html
会場住所
〒310-0011
茨城県水戸市三の丸1-5-18 常陽郷土会館内
交通案内
水戸駅北口より徒歩8分
常磐自動車道水戸ICより約20分
北関東自動車道茨城町東ICより約18分
ホームページ
http://www.joyogeibun.or.jp/
茨城県水戸市三の丸1-5-18 常陽郷土会館内
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