かつて飛騨街道と呼ばれた道は、太田村(現美濃加茂市太田町)を起点とし、森山村(現同市森山町)、下麻生村(現七宗町、川辺町)を通るルートと、関方面から市域北部の川浦地区、神渕を通るルート(金山街道とも呼ばれた)の二通りがありました。この二つのルートは、やがて金山村(下呂市金山町)で合流し、飛騨国高山へ向かいます。
人とモノのさかんな行き来があり、現在にいたるまで、情報や文化の結節点として栄えました。国道41号線のもととなる道です。
本展は、飛騨街道がしるされた絵地図、街道に残る道標や石仏などを紹介、いにしへの飛騨街道へご案内します。この展覧会は岐阜県博物館協会創立50周年地域連携企画「街道・ネットワーク」として開催するものです。