タイトル等
指田菜穂子 十二支
会場
西村画廊
会期
2016-07-19~2016-09-03
休催日
7―22 August
概要
西村画廊では2016年7月19日(火)から9月3日(土)まで、約5年振り2度目となる指田菜穂子の個展を開催いたします。

指田は1983年埼玉県に生まれ、2006年に早稲田大学政治経済学部政治学科を卒業、2009年に東京大学大学院総合文化研究科を修了しました。早稲田大学在学中から「GEISAI」等で作品発表を行い、2011年に当画廊での最初の個展を開催、その後2012年に第4回絹谷幸二賞奨励賞を受賞、2014年にはVOCA展に出品するなど、着実に活躍の場を広げてきました。現在、彼女の作品の多くは、プライベート・コレクションをはじめ、高橋コレクションやピゴッツィ・コレクション(スイス)といったパブリック・コレクションにも収蔵されています。

「絵で百科事典をつくる」というコンセプトのもと、指田はある言葉から連想され得るあらゆる事象を傑出した構成力で画面に詰め込み、その言葉が潜在的ならびに派生的に持つ広汎なイメージを鮮やかな色調の中に描き出します。画面上に集合した膨大なイメージの群れは、誰もが関連を理解できる典型的なものから一見何の結びつきもなさそうな難解なものまで多岐にわたり、見る者に思いもよらない発見と知的探求の快楽をもたらします。
また、簡便な情報の寄せ集めではなく、卓越した洞察力と知識によって丹念に構築された指田の作品は、一筋縄ではいかない複雑さ、重層的で奥行きのある強固な土台を感じさせると共に、絵画あるいは美術の歴史に新たな相貌を付与する新鮮さも帯びていることも忘れてはならないでしょう。

今回の個展では、干支をテーマにした絵画12点の他、番外編として十二支以外の動物をモチーフにした新作も数点発表する予定です。子から亥まで、画面を覆い尽くすように網羅された細密的でウィットに富んだイメージの数々は独特の輝きを放ち、我々が知ることのなかった十二支の新たな側面を照射してくれます。

指田菜穂子の待望の個展に、ぜひご期待ください。皆様のご来廊を心よりお待ちしております。
ホームページ
http://www.nishimura-gallery.com/exhibition/2016/1607_sashida/sashida2016.html
会場住所
〒103-0027
東京都中央区日本橋2-10-8 日本橋日光ビル9F
交通案内
東京メトロ銀座線 日本橋駅 B1出口より徒歩2分
東京メトロ東西線 日本橋駅 C4出口より徒歩2分
都営浅草線 日本橋駅 D3出口より徒歩2分
JR東京駅 八重洲北口より徒歩8分
ホームページ
http://www.nishimura-gallery.com/
東京都中央区日本橋2-10-8 日本橋日光ビル9F
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索