宝樹社は現在も活動している天童市内で最古の美術団体です。
宝樹社の名称は「宝樹山仏向寺」に由来し、そのはじまりは大正時代後期、仏向寺の書院に西澤忠右エ門(画号芥山)、菅野徳之助(画号舞山)、早川隼汰(画号玉泉)、仏向寺第64代の次男西沢正臣らが集まり、作品を出し合って鑑賞したことでした。その後昭和5年ころから長微弦、朝一圭鳳らが客員として加わり、菅野文助(画号圭文)、明石栄作(画号翠光)が加わり、「宝樹社」という美術団体になりました。
本展覧会では、宝樹社の歴史を、作品をとおして紹介し、市民に知っていただくことを目的とします。