タイトル等
特別企画展 No.98
棟方志功とマルク・シャガール 挿絵版画の世界
―谷崎潤一郎「鍵」、シェークスピア「テンペスト」を中心に―
会場
公益財団法人 大川美術館
会期
2016-04-02~2016-06-26
休催日
月曜日 (月曜祝日の場合は開館、翌日火曜日休館)
開催時間
10時~17時
入館は16時30分まで
観覧料
一般 1000円 高・大生 600円 小・中生 300円
※20名以上の団体は20%割引。
※身体障害者手帳等をお持ちの方、および付き添いの方1名は50%割引。
※65歳以上の方は20%割引。
※中学生以下と同伴の保護者は2名まで50%割引。
※毎月第1土曜日(桐生市内・桐生天満宮古民具骨董市および買場紗綾市開催日)は入館料20%割引。
※震災で避難されて来られた方は入館料無料。

無料開館日
4月17日(日)は無料でご観覧いただけます。(4月20日開館記念日のため)
5月5日(木・祝)こどもの日は小中学生とその同伴の方は無料でご観覧いただけます。
概要
日本的な美、官能を耽美的に描いた文豪・谷崎潤一郎(1886-1965)が雑誌「中央公論」に書き下ろした小説『鍵』のためだけに棟方志功(1903-1975)が制作した限定一部の挿絵版画「鍵版画柵」(1956年)全59点と、イギリスの劇作家ウィリアム・シェイクスピア(1564-1616)のロマンス劇『テンペスト』(1611年)に1975年、マルク・シャガール(1887-1985)が挿絵を制作し翌年限定250部を刊行した名作挿絵版画「テンペスト」(1976年)全50点を合わせて展観します。
初老の夫婦の倒錯した性の心理劇を描いた谷崎70歳時の小説「鍵」の世界を、暗示的な身振りや断片化された情景によって、イメージ豊かに立ち上がらせた棟方の木版画。一方、シェイクスピアの単独作としては彼の最後の作となり、晩年のシェイクスピア劇に共通した和解のテーマが顕著な「テンペスト」の世界を、恋物語に重きを置き恋人たちの場面を数多く取り入れ表現したシャガールのリトグラフ。ともに挿絵史上に残る傑作であり、黒の刷り色が特徴的な美しさを放ちます。閉ざされた時間軸のなかで浮彫りになる人間の本性を、異なる質感をもつ陰影のモノクロームの世界で浮き彫りにしたふたつの物語には、作者最晩年に到達した世界観も垣間見られることでしょう。心の奥に浮かび上がるさまざまな人間ドラマとともに挿絵版画の世界をご堪能ください。
イベント情報
ワークショップ「木版画をつくろう!」
6月4日(土)・5日(日)・7日(火)・8日(水)
全4日間 各日/ 13:30~16:00
講師/ 大川幹夫氏(版画家)
要申込み・定員/ 10名
参加費/ 1,500円 (全日程に参加できなくても結構です)

友の会員によるフリートーク 5月8日(日)・6月19日(日)
学芸員によるギャラリートーク 上記以外の毎週土、日曜日
※いずれも14時から約40分間程度。お申込み不要。入館料のみでご参加いただけます。(都合により中止になることもあります。)

講演会
「新収蔵作品のこと、ほか」 寺田 勝彦 (大川美術館館長)
5月28日(土) 18:30~
会場住所
〒376-0043
群馬県桐生市小曽根町3-69
交通案内
● 東武浅草駅より 伊勢崎線 赤城行き「特急りょうもう号」で 新桐生駅まで約100分(北千住駅より約90分)、駅よりタクシーで約10分

● JR 桐生駅より 徒歩約15分、タクシーで5分
・ 上毛電鉄 西桐生駅より 徒歩約10分
※途中、急な坂および階段あり

● 北関東自動車道: 太田・藪塚I.C.または太田・桐生I.C.より 約25分
・ 東北自動車道: 佐野・藤岡I.C.より 約60分
ホームページ
http://okawamuseum.jp/
群馬県桐生市小曽根町3-69
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