タイトル等
所蔵品による小企画展
海老原喜之助 素描する力
~一本の線からはじまる小さな世界~
会場
鹿児島市立美術館
会期
2016-04-01~2016-05-08
休催日
月曜日 (5月2日は開館)
開催時間
9時30分~18時
入館は17時30分まで
観覧料
一般 300円 高大生 200円 小中生 150円
※所蔵品展と共通、年間パスポートでもご観覧いただけます。
概要
「一種の発作的衝動にまかせて数本の線をひくと、その線が何やらの形をつくりだしてくるし、またそこに意図するものが生まれて、はじめて絵画する、あるいは素描する精神と動作が一緒になり、小さな私の世界が始まるようである。」(海老原喜之助「デッサンと私」より)

鹿児島市出身の洋画家、海老原喜之助(1904~1970)は、素描力を鍛える目的でデッサンに取り組み始めますが、やがて自ら「素描癖にとりつかれてしまった」と言うほど没頭するようになり、鉛筆やペン、水彩などによる数多くの作品を残しました。海老原のアトリエにはそれら大量のデッサンが幾つかの山となって高く積み上げられていたという目撃談は伝説として語られたほどです。
近年、当館が収蔵した1,005枚のデッサンはその一部であり、描いた紙や鉛筆・ペンなどの画材も様々で、描かれた時期もまちまちです。その内容も、庶民的な日常を描きとめた写実的な素描のほか、代表的な油彩画との関連を強く意識させるもの、馬や人体などの描写、顔や手足だけを描きとめたもの、さらに幾何学的な文様による抽象的構成など実に多様で、それらが一枚の紙の中に混在する場合もあります。断片的で混沌とした「小さな私の世界」は不思議な魅力に満ちています。
本展では多様なデッサンの中から、描かれた内容やテーマなどについて相互に関連の深いものを幾つかのグループにまとめ、ご紹介します。
イベント情報
■ ギャラリートーク (担当学芸員による作品解説)
4月16日(土)、4月30日(土) 各日、午後2時から
ホームページ
http://www.city.kagoshima.lg.jp/artmuseum/exhibition-h28shou1.html
会場住所
〒892-0853
鹿児島県鹿児島市城山町4-36
交通案内
公共交通機関で来館の場合
■ カゴシマシティビューバス「西郷銅像前」下車、徒歩1分。
■ 市電「朝日通」、バス「金生町」下車、徒歩5分。
■ 鹿児島本線 鹿児島中央駅より、車で10分。
ホームページ
https://www.city.kagoshima.lg.jp/artmuseum/
鹿児島県鹿児島市城山町4-36
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