当展は、造形要素としての色彩と模様、及びそれらの装飾的効果に焦点をあて、様々なガラス造形作品を紹介する企画展です。
ガラスには、既に数千年も前から、装飾的効果を高める色や模様が用いられてきました。模様は、伝統的なものもありますが、作り手の個性が感じ取れるようなユニークなものも多くあります。更に、幾何学的なものや抽象的なもの、あるいは具象的な形のものなど形式も多種多様です。
また、ガラスの装飾技法としては、ガラス同士を結合させる、ガラスの表面を彫刻する、ガラスに彩色するなどがあります。こうした技法の併用や、色と模様の組み合わせによって、多彩な表現が生み出されます。
この機会に、色ガラスと模様の豊かなバリエーションを楽しみつつ、現代ガラスをご鑑賞いただければ幸いです。